今週のお題「○○の秋」
この文字を見たときに00の中に入るのは、私には“食欲”しか思い浮かばなかったので。
丁寧に考えてみると、音楽の秋とか読書の秋とか、芸術全般を指し示す言葉だって、たくさんあるにもかかわらず、この年にして食い意地の張ってるのは、小さい頃からの習性のまま。
私の歳になると、体自体が無傷と言うことにはならないので、月1で病院のお世話にもなるのだが、その時には食べ物など厳しくダメ出しをされるのだが、何をどうやっても改まる気配があまりない。
もちろん言われたことを守ろうと思う気持ちはありありだが、結果が伴わないのは所詮本気でやる気があるのかどうかと言う所。
さてグチなんか言ったって始まらない。
なんといったって食欲の秋ですよ。
目次
私が住んでいるところは農産物がてんこ盛り
北海道のちょうど真ん中あたりにある私の住んでいる街。
農村地帯である。
ちょうど石狩川のほとりと、雨竜川のほとりでそこに広がる平野では稲作が盛ん。
良い米が取れることで全国に知られる。
実は、おいしいお米はスーパーの10キロ入りだの5キロ入りを買うのではなく、農家さんから直接買うこと。
かく言う私も、地元の知り合いの農家から1年分として米1俵をまとめ買いする。
数字で言えば60キロ。
私の場合、一人暮らしなのでこれで1年間、充分間に合う。
正直言うとスーパーで買った米も決してまずくはないが、農家さんから直接買った米を1口食べてみると、それは感動する味ですよ。
米の風味や甘みなど、全く別のもの。
スーパーで買うものとどうしてこんなにも違うんだろうと、不思議に思うことしきり。
いろいろ調べてみると、スーパーで買うお米は要するにいろんな米が混ざっているので、それなりの味にしかならないらしい。
米には美味い不味いが当然のことながらあって、おいしい米は大抵 川のすぐそばの田んぼでできる。
山あいの切り開いたような土地ではろくなものができないと昔からきかされてきた。
私も農村地帯に住んで長くいるので、土地関係のことも多少話は聞くが、良いお米の取れる田んぼの売り買いは、ほぼありえないと言って良い。
田んぼの売り買いが発生するのは、あまり良い米が取れない場合が多いと聞く。
田んぼの良し悪しで米の味は著しく違うのだ。
昔からの人はそのことをよく知っている。
私のところも、多分あと2週間もせずに新米がやってくると思うが、どんな味なのか今から楽しみである。
私の住んでいる地域の1番おいしいとされる農家さんから直接買う、“ゆめぴりか”の新米。
味の事は想像するしかないのだが。
私のところで、米以外に有名なものといえば蕎麦が挙げられるだろう。
“幌加内町”が全国一の作付だが私のところはその次と言われている。
そしてあと多くの農家がいるのが果物。
これからはりんごがメインになってくるはず。
果物狩りのノボリももうじき道に立つことになる。
例年観光客が多いことで、道に迷う人も実はたくさんいるのだ。
秋といえば水産系のものを想像する向きも多いかもしれないが、多くは農産物で特産品が占められるはずである。
秋の水産物は、さんまか鮭しかないのだ。
もっともこの2種類もとてもおいしいのはもう間違いない。
ただし、知っての通り今年のサンマは著しく不漁。
昔のような大量に店先に並ぶことなど望むべくもない。
魅力的な食事がいっぱい
さんまも栗ご飯もご馳走。
例年通りならばそれほど高くない値段で食べられるはずだが、今年はちょっと厳しいかもしれない。
この時期さんまの安売りを狙って必ずスーパーに買いに行くのだが、今年は残念ながら買おうと言う気持ちが起こってこない。
それはまず値段がそれなりに高いこと、魚体が小さいこと 。
さんま自体が小さければ、脂が乗っていない。
特大サイズはいらないが中の上くらいの大きさのものを、なるべく小顔のものを選ぶとおいしいとされる。
秋鮭もボチボチスーパーで並べられてきているが、まだ大威張りで買うにはちょっと値が張るかも。
塩焼きで食べるのもおいしいが、野菜と合わせてチャンチャン焼きにする方がたくさん食べられてよりおいしいかもしれない。
秋鮭はどんな料理にしてもおいしいので、使い回しはすこぶる良い魚だろう。
これらのご馳走は残念ながらまだ私は試すに至っていない。
とりあえず新米が来たら、まず、酢飯にして海鮮丼のようなものを作って食べてみようかと考えている。
そうでなければとりあえず“おにぎり”である。
個人的に米の味が1番わかりやすいのはおにぎりにすることだと思っている。
いろんなタイプの米を食べてきてわかったが、古いお米やカビの生えかかった米だとおにぎりにしようとしても握ることができない。
手の中でまとめようとしてもボロボロと崩れてまとまっていかないのだ。
さすがにもうそんなお米を食べる事は無いとは思うが。
米は普通に主食として誰もが認識しているが、管理が悪ければ相当まずくなってしまう。
心おきなく飲んで食べて
手作り弁当を持って、外に出かけるのも大いにアリだと思う。
それほど気張ってご馳走にする必要は無いのだ。
季節の食材が1つ2つ入っているだけで、かなり気の利いた弁当に変身するはず。
秋は地域にもよるが、天気が安定していることが多いと言える。
何とか時間を作って、リフレッシュの意味も兼ねて、近くでいいから外に出てみてはどうだろう。
紅葉狩りなどもオススメ
私の地域でも紅葉はまだ始まっていない。
最低気温が8度以下にならないと紅葉は始まらないのだそう。
私の家から車で10分ほどの距離に神居古潭がある。
そこではごく1部に紅葉が見られる。
石狩川のちょうど細くなっているところなので街中と違って気温はどちらかと言えば低め。
その外気温を反映して私の近所では神居古潭の紅葉が1番早いかも。
とにかくすぐ近所なので、足を運んでみて、ブログにアップしたいもの。
一人暮らしなので、めんどくさくなければ、弁当を作って持参できればそれは楽しいだろう。