今日のエールの主人公は音ちゃん。
いつものように色々と登場人物が出てくるけれど、今は音楽学校の公演に向けた音ちゃんの取り組みが中心となって描かれる。
昨日から新しい登場人物も加わるけれど、なぜか今回色々と関わってくるのは、祐一君の幼なじみ鉄男君。
そして毎度お馴染みの喫茶バンブー。
この人たちと様々なドラマが繰り広げられる。
目次
あなたの歌からは何も伝わってこなかった
音ちゃんの選考試験の時二次審査のとき、終わった後で環先生が歌った人みんなに聞いていた。
歌うときに何を考えていましたか?
その時それぞれに答えていたけれど音ちゃんの答えが
歌って楽しいなと思いながら歌ってました
確かにこの答えはとてもユニークで音ちゃんの歌に対する情熱を的確に表してはいるが。
実は環先生はその歌いっぷりに厳しいダメ出しをしていた。
あなたの歌からは何も伝わってこない。
椿姫の世界観をどこまで理解しているの?
これを聞かれると全く答えようもない音ちゃん。
実は、ここからさらに歌手として進歩しなければならない大切なことを学ぶ必要が。
それは歌い手としてどれだけ歌の心を表現できるかにかかっている。
それはすなわち、一体どんな気持ちが歌の中に込められているか。
特に今回の椿姫はとても奥が深い物語。
主人公のヴィオレッタは相手のことを思うがために心にもない嘘を言ってしまうのだ。
その切ない気持ちを理解できなければ、到底主役のヴィオレッタは務まらない。
椿姫の世界観を学ばなきゃ(バンブー劇場)
エールの中では実に巧みに演出がされていて、
椿姫の舞台を喫茶バンブーで即席に作ってしまうのだ。
今回は再放送なので副音声としてまささんの相の手も絶妙に加わってくる。
椿姫はお金持ちの青年とカフェの女給とは言われているが実際は娼婦との出会いを描いている。
お互い愛し合う2人なのだが、男の側の父親が2人の関係に気がついて女になにがしかのお金を渡して別れさせようとする。
自分の身の上が男にとってはふさわしくないと感じている女は、泣く泣く身を引いてしまうのだ。
その時には心にもない嘘をついて気持ちはないよと。
男はその言葉にすっかり騙されて一旦は身を引いてしまう。
しかし何年か後に出会ってみるとやっぱりこの2人は愛し合っていることが確認できた。
その時はすでに遅く、女は病気で死んでしまうのだ。
かなり途中経過を省略したあらすじだが、椿姫は主人公となる女性ヴィオレッタが娼婦の役どころ。
この男を手玉に取る女の手練手管も備えながら、真実の愛に悩み苦しむ設定。
音ちゃん努力はしてみるけれど小説ではいまいちピンとこない
椿姫の世界観を学ぼうと恋愛小説を山積みにして読み始めてはみるが、このまどろっこしい世界観は彼女には不向きだね。
物語のストーリーにいちいち自分の意見を言って納得できるできないを論評するようでは、この先、椿姫を理解するのに一体どれだけの時間がかかるのか。
単純に歌のうまさや歌うことの楽しさだけでは決して成立しない世界。
そして音ちゃんはついに新たな手を思いつく。
現場で訓練 カフェの女給
祐一君を頼りに木枯君の口添えでカフェに1週間ほど見習いで仕事をさせてもらうことに。
男女の恋愛の機微を学ぶためには実地訓練が最も短時間で習得が早い。
最初は間違いなく素人でかなり危なっかしい状態で女給デビュー。
実は、この先の物語も最初に見て知っているのだが、いくつかのトラブルを起こすことになる。
この音ちゃんの面倒をかいがいしく見てくれるのが希穂子さん。
彼女がいわくこと
私たちは夢を売る商売なのよ。
名言だろうな。
危なっかしいながらも音ちゃんの女給生活が始まる。
実はここで昨日から出演している希穂子さん。
彼女は今回の椿姫のエピソードの中ではとても重要な役どころを受け持っている。
彼女自身がまるでヴィオレッタのような運命に置かれているのだ。
そしてそのヴィオレッタの相手役をする男がなんと鉄男君。
明日以降詳しく描かれるはず。