今週のエピソードはおかえりモネが後半のストーリーに向かう上で総まとめとなるような内容。
気象予報士が物語の中心にすえられている事はわかっていたが、それはあくまでも方便。
この物語は、心に秘めた登場人物たちの思いが全て2011年の東北大震災に立ち戻ることに。
劇中の人たちは皆それぞれこの地震で傷つき恐れを抱き、5年間を過ごしてきた。
そして抱えたトラウマに立ち向かうために自らの進むべき道を決めてきたとも言える。
それは大人であっても子供たちであっても同じ。
それぞれに、
どうすれば過去を乗り越えて未来へ進むことができるのか。
そういったことへの集大成となるエピソードが、物語の大きな特徴である抒情感とともに語られた。
目次
気象予報士として果たせる役割
モネが担当しているテレビ番組では担当者の移動が。
今までメインキャスターを務めていた朝岡さんが降板。
後任に莉子ちゃん、そしてなんと中継キャスターにモネが抜擢される。
しかしいざシュミレーションしてみると莉子ちゃんがそつなくこなせるのに対してモネは慣れない仕事でグダグダ。
しかし、モネにはなぜか本番に強いジンクスがあって、それはあの菅波先生も指摘していた。
練習ではうまくいかなくても、あなたにはくそ度胸があるから本番はうまくやれるんじゃないですか?
モネの本来の持ち味がここでもさらりと語られた様子。
モネのテレビデビューを受けて亀島でも登米でも大騒ぎとなった。
テレビに出た❣️とのことで本人以上に周りが盛り上がってしまう有様。
こんな様子の中でもモネと菅波先生の関係は着実に進展しているように描かれているのが、若者のエピソードらしいと感じるね。
逃げられない過去
汐見湯にみーちゃんがわざわざやってくる。
静岡に出張に来たとの事だけど、本当は母親の指令を受けてモネの彼氏をしっかり見届けて来い。
みーちゃん自身も、姉の彼氏がどんな人物なのか興味津々。
同じ撮影所だからこんな記念写真も。
さて、モネと菅波先生がデートすることを周りがはやし立ててはみるが、先生は病院から突然の呼び出しがあったりしてなかなかデートにもならない。
そんな中気仙沼からは亮ちんがやってくる。
突然の訪問に驚くモネとみーちゃん。
実は、亮ちんにはどうしても受け止めきれない悩みがあった。
東京を訪ねたのは、その悩みをモネにだけは聞いてほしいと思ったから。
おかえりモネはこの辺からぐいぐいと物語が進んでいく。
実は、故郷で切ない事件があったことを受けて亮ちんはここにいる。
若者たち
若者たちは、共通している事は皆あの地震を経験している。
それぞれ心のトラウマを抱えていて、そのことから逃れるために今ここにいると言っても過言ではない。
立場こそ違えど、皆未来を真剣に考える良き若者達。
注目すべきはモネとみーちゃん姉妹。
この2人には微妙な感覚のズレがあるのだ。
自身のトラウマに耐えられずに故郷を飛び出したモネに対して、自分が果たすべき責任を必死で果たそうとするみーちゃん。
しかし、物語的にはモネにみんなの注目が集まることになる。
がんばっているみーちゃんはそこのところがどうしても納得できない。
モネが天然でちょっとボケていることもあって、何かにつけてみーちゃんはしゃくにさわると思っている部分が。
この辺の描き方は物語独特の手法で、セリフには現れないんだけど演技その他で、伝わってくるものがある。
親たちの世代
モネの両親の世代では、耕治の親友新次が地震の清算をすることを迫られていた。
大切な家族だった美波さんはいまだに行方不明で、彼女の年老いた母親が死亡届を持参して判を押してくれと言う。
考えさせてくれと新次。
しかし、考えても結論が出る事はなかった。
自分の最愛の妻が死んだことを認めろと強要されているのだ。
酒を飲んで大暴れする新次。
このときの浅野忠信の迫真の演技。
俺がハンコ押したら美波はよ…😭
全力で演じている感がひしひしと伝わってきた。
その場に立ち会っていた耕治も亜哉子さんもとても正視できない状態。
来週から一新されるストーリー
実は今日放送された予告編はネットでは既に昨日きちんとアップされていた。
ウェザーエクスパーツでの会話に注目してほしい。
莉子ちゃんが菅波先生に語っていたね。
永浦さんとはいつから?
え〜っ😳 2人はそういう関係だったの?と野坂さん。
これはモネと菅波先生が恋人として周りに認められた証拠でしょ。
さらには、亮ちんの「わかってるよね」
この言葉の持つ意味とか。
多分いいところだけ切り取ってるので、勝手に想像や妄想がたくましく想像しちゃうけど。
物語は後半戦に入って、いよいよさまざまに展開していたストーリーのまとめに入るものと思われる。