残りの放送回数もいよいよカウントダウンが始まったちむどんどん。
主人公暢子はかねてより念願だった沖縄料理を提供する自分の店を持つことになる。
そんな中、彼女は最初の子供を身ごもる。
ちょうど店の出店と出産の時期が重なるので、明らかに時期はあまりよろしくない。
そんな中、暢子の師匠であるフォンターナのオーナー房子からは条件さえ満たせば出店しても良いとの励ましをもらう。
3つ提示された条件の中で、信頼できる料理人を1人雇う事の項目がまっさきに。
実は、ここが1番ハードルが高いと思われたが、そこで登場してきたのがかつて同僚で、残念な別れ方をしてしまった矢作和洋。
彼を信頼できる料理人として雇う話が今週のメインテーマ。
演じていた井之脇海の名演技もあって、大勢の人が感動したと言えるのでは。
さらに物語の中では沖縄でのエピソードが2つ。
1つは給食業務に必死で取り組む良子の様子。
歌子がレコード歌手になるべく、人前で歌うことに挑戦。
そこで骨折ってくれたのが智。
暢子との失恋を乗り越えて、歌子を全力で励まそうとする。
相変わらず、ストーリー展開は整合性の取れない部分もあるが、俳優たちの演技によって物語の核心部分に近づきつつある。
目次
おめでたと出店計画同時進行
厳しい条件が重なり合いながらも、大勢の人たちはすべて暢子を応援してくれる。
開店時期と出産時期が重なるのは偶然だが、それもまた縁と言うもの。
前向きな暢子はオーナー房子に言われた通り、3つの課題をクリアしようとしていた。
産前、産後は必ず自分は店の業務から外れるしかない。
その時、信頼できる店の業務を任せられる料理人を1人雇うこと。
これが実は大変な厳しい条件で、簡単に行き当たるとも思えなかったが。
そこは物語。
偶然出会った形でかつてのフォンターナ時代同僚だった矢作と遭遇する。
彼は以前、借金を抱えた結果フォンターナの権利証を持ち出した悪しき前例が。
周りが反対する中、暢子は矢作の実力を高く評価していた。
彼を、雇い入れるための様々な思案を巡らす。
料理人矢作知洋との縁
日々、食べるものにさえ事欠くような有様の矢作。
自暴自棄になった結果、希望を失いかけていたところ、かつてのオーナー房子から思いがけない支援と励ましを受けて再び料理人に復活しようとしていたね。
実は今週のエピソードはあちこち感動する部分があったけど、1番は再び料理人として働けることになった矢作夫婦の物語。
朝ドラではこういった設定が好まれるんだよな。
良子が取り組む食育
良子は自分がこうだと思ったらてこでも動かない頑固者。
そんな様子だから、周りは敵だらけになってしまう。
今回は小学校の給食の野菜の納入について、あちこちの農家に依頼する必要ができた。
最初は頑として反対していた安室のおばぁがついに味方になってくれる。
このおばぁも良子と同じ頑固者だが、子供たちを思う気持ちは良子と共通する部分がありそう。
最後は味方になってくれるんだよね。
歌子の歌手デビュー
歌子と智はどうやらいい仲になった感じ。
最初は行き違いもあったり、智が先走りして誤解を生むようなこともあったけど、どうやらこの2人は将来的には一緒になりそうな雰囲気。
智は暢子との失恋を乗り越える形になる。
歌子は最初のステージでのお披露目こそうまくいかなかったものの、周りの励ましを受けてどうやら前進できそうな感じ。
まとめ
今週は、さりげない日常を描いていそうで、意外に大きな動きがあったような気がする。
矢作がこのまま物語から退場するとは思えなかったけど、やはり戻ってきたね。
何よりも井之脇海の演技によって物語全体が引き締まったと思う。
再び料理ができる喜びをセリフなしで見事に表現。
彼自身のポーカーフェイスは暢子をサポートするにはぴったりかもしれない。
暢子は思い込んだら後先考えずに突っ走ってしまうところが。
そこで冷静な判断を下せるのは矢作しかいないだろう。
キャラクター的にはしっかりと噛み合う存在かもしれない。
それにしても彼の奥さんの佳代さんがこのまま物語から退場してしまうのはとても惜しい気がする。
ネタバレ情報をチェックしてもこの先登場してくるようにはなっていないような気がするので、彼女の日本的な存在感がもう少し見たいと思った人も多かったのでは。
来週になれば、9月いっぱいでこの物語は完結する。