残り3話となったちむどんどん。
沖縄でも食堂を始めようとする暢子。
知らん間に建物などは出来上がっていて、時間も経った設定になっていた。
新しいメニューとして上がってきたのが沖縄の食材を練り込んだ特製の沖縄そば。
緑色の麺で、かなりおいしそうに見えた。
残りの話数の中でまさかとは思ったがやはり一筋縄ではいかないような雰囲気。
この特製麺を提供するにあたり暢子は専門の製麺業者に依頼をしたとあったね。
運天製麺
さて、この業者さん、今日初めて登場するんだけど、かなり協力的で頼りになりそうな雰囲気だったが、実はこの後とんでもないアクシデントが起こってしまう。
11月の明日開店の前日に、工場の電気系統のトラブルで特性麺を納入できないと連絡してくる。
すでに、それ以外の準備を終了させていた暢子にとってはまさに青天の霹靂。
大勢の人たちが集まることが予想されるので、今更開店qを遅らせることなど不可能。
その結果、地元の仲間たちの助けを借りて、自分が考案した特性麺を何とかして100食分用意しようと。
今日はその時の奮闘の様子が描かれる。
物語的にはもう最後のストーリー展開になるので、今更出来ませんでしたなんてことにはならないのはわかりきったこと。
どんなふうにこの苦難を乗り越えるのかが克明に描かれた。
目次
『やんばるちむどんどん』開店に向けて
今週のお勧めアイテムの中にカラキが。
子供がおやつがわりにその辺の草などをとって食べるのは全国どこでもあっただろう。
酸っぱい葉っぱでスカンコがあるが、子供の頃は確かかじったりした記憶が。
後は、意外なことだがハマナスの実は中の種を取り除けば食べられる。
決しておいしいものではないが、食料が乏しい時代、お腹を空かせた子供はそこら辺にあるものは手当たり次第食べたと思う。
カラキの葉もそういった食べ物の1つなんだろうと思う。
暢子はいろいろ試した結果、この葉っぱの絞り汁を製麺の時に利用することを思いついた。
おそらく何度も試行錯誤を繰り返したに違いない。
そして、製麺所の協力もあって無事目的のものが準備できることに。
特製面にかける
カラキの葉を練り込んだ麺は独特の歯ごたえがあるらしい。
周りの者たちが絶賛していたので、コシがより増しているんだろうと思う。
暢子は麺だけでなく、スープに至るまで全てデリケートに調整。
自分流の沖縄そばを完成させた。
そして、さすがに麺までは自宅のレストランで準備はできないので、名護にある製麺業者に依頼することに。
さて、明日はいよいよ開店が迫る前日。
肝心の運天製麺から電話が。
電気系統の故障で工場を回せなくなってしまった。
したがって明日の納品は無理!
はっきり言わせてもらうが、この時代でも明日の納品ができないなんてことを言ったら、次からは、もうその業者は使わなくなると思うけどね。
普段からあらゆるトラブルに備えて、いろいろ手を打っておくのが工場を運営する者の務めと思う。
私自身30年近く工場に勤務したので、その中ではどうしようもなくトラぶってしまったこともあった。
しかし、納品日が明日となれば、工場を止めるわけにはいかない。
あちこちに電話しまくって業者を探し、頭を下げて夜なべして修理してもらった。
その付き添い等もあったので私などおもだったメンバーは、徹夜で平工場に詰めていたと思ったな。
納品に穴を開けられない気持ちはこの時代でも同じだったんではなかろうかと思う。
さて、電話を受けた暢子の判断は、麺を手作りして苦境をしのごうと言うもの。
麺手作り
明日の開店に向けて、前日死に物狂いで手作業で準備をしなければならなくなった。
必要な材料は、小麦粉、カラキの葉。
材料を集めるだけでも大変な様子が描かれていたね。
用意しなければならないのは100食分。
これがどれだけの量なのか私にはちょっと見当はつかないが、この規模の店では少し多めだなと思う。
物語の中でも暢子は万が一に備えて100食分と語っていたから。
値段の交渉の様子も描かれていたね。
電卓で、これぐらいにしてねと。
周りの人たちみんなに協力してもらって麺作り。
見ていてちょっと思ったけどミキサーとかなかったのかな?
信じられないことに石臼を使ってカラキの葉をすりつぶしていた。
まぁ物語なので、いちいち詮索はしないけど。
麺を練って、少し寝かせて平らに伸ばす。
そしてうどんと同じように足で踏んでさらに平らに伸ばし綿棒で板状に。
暢子がちょっと危なっかしい手つきで麺を切っていた。
それを茹でて100食分準備。
仲間たちの結束
徹夜作業の結果、何とか100食分完成させることが。
この時は、暢子たち3姉妹だけが作業していたね。
男たちは畳の部屋ですっかり力尽きていた。
物語的にはこれで無事困難を乗り越えたような描かれ方。
さて、今日の物語が終われば明日と明後日でちむどんどんは全てが完結となる。