始まったばかりと言いつつ 物語はリーマンショックの 後、先 を描くことになる。
今日のエピソードの冒頭で語られたのは舞の就職1年延期の通達。
この時代は、世界中で業績不振が席巻していた。
航空業界を始めとする運送業など、あらゆる職種で業績悪化が日常茶飯事として報告される。
リーマンショックは、アメリカの住宅ローンの破綻が原因だが、普通に考えても よくそんなローンを組んだなと思うような気がする。
最初の数年間だけは、たやすく返済できる設定だが、その後は途端に返済額が跳ね上がるという。
ローンを払えなくなった人たちは、持ち家を全て手放さざるを得なかった。
肝心の融資先も、多くの不良債権を抱えて銀行破綻にまで広がった事件。
金融関係の危機は、すなわち、経済そのものの危うさを表す。
会社勤めをしていた私も、その頃の事情をいまだに記憶している。
今まで普通に売れていたものが全く売れなくなり、しかも取引先が次々となくなっていくジレンマ。
何をどうやっても業績不振の嵐は乗り越えにくいと思われた。
物語では舞の就職1年延期は、五島でばんばの手伝いをすることに。
久しぶりの再会に心躍る舞。
どうやら、ここからまた新たなエピソードが加わりそうな雰囲気。
目次
ジワリ リーマンショック
昨日からリーマンショックについてのことが詳しく語られる。
実は、IWAKURAが影響を受けていて、業績不振で経営が成り立つかどうかの瀬戸際に立たされていた。
物語の中では、舞は実家が厳しくなっていることをまだ知らない。
それよりも、舞自身が博多エアラインから、就職を1年先延ばしにする通達を受けてしまう。
私の記憶では、この時代、航空関係がかなり厳しく影響受けていて、キャビンアテンダントが人余りで大変な事態になっていることをニュースなどで見聞きした記憶が。
CAは女性の憧れの仕事だけど、面接試験そのものが行われなかった場合もあったようだ。
その結果、日本人の優秀な人たちが海外のローカルな航空会社に就職したような話も聞いたことがある。
ご時世とは言え、厳しい時代が長く続くことになる。
日本は、この後も景気は回復する事はなく、失われた20年とか言われたと思う。
なにわバードマン 由良先輩😍
久しぶりに会った由良先輩。
舞の憧れの人だったよね。
人力飛行機のパイロットとしては彼女は舞以上の実力者。
スワン号の頃のエピソードが思い出される。
大学時代の先輩たちも、あちこちの会社に就職していると語られていた。
刈谷も大手自動車メーカーに就職したらしいが、あの性格で上司と喧嘩をしているとも。
それでも、この2人が集まって話をすれば、やはり空を飛ぶことに帰結。
アメリア・イアハートの話題も懐かしいね。
悠人 武勇伝
視聴者の大勢が悠人はヘッジファンド始めた頃、リーマンショックできっと大怪我をすると思っていたに違いない。
実は、私がそうだった。
今日紹介されたエピソードでは、実はその真逆。
彼は、金融の専門家として、リーマンショックを言い当てていたらしいのだ。
若き、天才として誰もが知る悠人。
周りの誰もが成し得ないことをするのは、本人にとっても望むところだろう。
指1本で億を動かす!
彼の将来の夢が語られた瞬間。
岩倉家にあって、特殊な存在の悠人。
ここへきて、この物語では、誰がどんなふうに成功してどんな未来に進むのか分かりにくくなってきたかもしれない。
今回の脚本家は、その辺の事情を こと細かく語るつもりでいるのかも。
五島
母親めぐみからばんばの手伝いを頼まれた舞。
何年ぶりかで、五島に赴くことになる。
聞くところによるとばんばはいつものように船から飛び降りたらしいが、その時足首をひねったらしい。
年齢を考えれば、体力的に落ち込んでいくのはやむを得ないこと。
いつまでも若いつもりではいけない。
ドラマを見ているお年寄りたちへの警鐘だったかもしれないね。
五島での舞は馬場の仕事を手伝おうとしている。
どうやら体験民宿みたいなことをやるようだ。
どうやら、この親子は息子に若干の問題がありそうな雰囲気。
既にネタバレ情報で、多少の物語の流れは想像できるのだが、今日描かれた内容で、
ご飯の前に子供にお菓子を食べさせるのは、致命的にNG。
ここをきちんと指つけるのが親の務めなんだけどね。
どうやら、このお客さんを中心としたエピソードは、明日以降も詳しく描かれるような雰囲気。
果たして舞はどんな働きをするんだろう?