物語は粛々と進んでいく。
高知からやってきた竹雄と綾。
2人には子供がいて、どうやら峰屋の清算も終了したような様子。
万太郎と再会して語った事は、まだ達成できていない目標にしっかり向かい合うこと。
万太郎は、植物志図譜を完成させたい。
竹雄は綾の夢をどうしても叶えてやりたい。
その目標に立ち向かわなければ、生きている意味がないとさえも言い切っていた。
竹雄たちは新しい商売を始めて、更なるステップの足がかりにしようと。
この物語は、今月いっぱいで終了するので、本編の放送回数は、今日を入れても20回ほど。
気がつかない間に、もう最後のまとめの段階に入ってきたものと思われる。
寿恵子のお腹の中には、さらに新しい命が宿っていた。
調べてみると、番組の公式発表で物語の最後を彩る新しいメンバーたちも発表されていたね。
様々なドラマや映画で見慣れた顔たちがまた登場することになる。
寿恵子と綾の2人の母親同士の会話も興味深いものがあったと思う。
それぞれ夫がいて、子供たちもいる。
2人で交わしたつわりの話なども、なるほどと思う部分が。
さて、これからの行き着く先を想像しつつ、物語を見守る日々が続く。
目次
竹雄と綾
土佐の佐川で身辺整理が終わった竹雄と綾。
2人は、子供を連れて万太郎のところまでやってきた。
どうやらこちらで新たに生計を立てるべく、仕事をしながら暮らすような雰囲気。
男の子と女の子の2人が加わって、賑やかな4人家族。
竹雄も綾もどちらかと言えば、結婚が遅かったような気がしたけど、フタを開けてみれば万太郎達と変わらない年頃の子供。
幕末から明治維新も過ぎて、どうやら世の中は確実に新しい時代へと変わりつつある。
この時代をどのように生きて、子供たちにどんな未来を託すのか。
様々なことが模索される中、物語は次のステップへと足早に進んでいく。
十徳長屋
師匠は、ついに真打ちに昇進して、長家を出て行くことになった。
その時の様子が、にわか仕込みの高座で披露。
万太郎たちが忙しい時は師匠が子守をしてくれたり何かと力になってくれた。
この長屋は彼らが語る通り、貧乏長屋には違いないが住んでいる人たちの交流の点で密接なつながりが保てていると思う。
考えてみれば、今この長家に住んでいるのは万太郎たちだけだったかもしれない。
師匠が出て行ってしまうので、差配人のりんさんと万太郎たち親子だけになってしまう。
考えてみれば、みんなの協力で成り立っていた十徳長屋。
ここでのやりとりが、万太郎の研究生活を支えてくれたとも言える。
竹雄と万太郎
久しぶりに会って話をすることができた万太郎と竹雄。
かつてこの長家で2人で共同生活をした過去もある。
その時も万太郎は研究に全力を注いできた。
どうやら今でもそれは変わらない。
変わったとすれば、助手が竹雄から寿恵子に変わったこと。
さらには、辺家族ができて、3人の子供が今いるが、もう1人生まれる。
実は番組の公式ページでは、4人目に登場する子供も紹介されている。
どうやら女の子との事。
演じているのが、本田望結ちゃんなので私のようなおじさんでもよく知っている。
あの子は確か本田真凜ちゃんの妹で同じようにフィギュアスケートの選手。
ストイックにトレーニングする姿は、ネットでもちょくちょく見かける。
さて、佐川から出てきた竹雄たち。
4人家族になった彼らは綾がまだ酒造りの夢を捨ててはいなかった。
そして、その夢を叶えるために竹雄も全力で協力をする。
綾はおよそ酒造りに関しては、持ち前の好奇心と探究心が全く衰えていなかった。
人とのつながり
この物語は主人公槙野万太郎で描かれるが、その中でも特に大切と思われるとは、人と人との関わり。
万太郎の研究生活は明らかに根を詰める作業が続く。
しかしその疲れた心を癒すのは家族だと悟っている寿恵子
ここでの情報交換も大切なものになって、くるだろうな。
2人とも、子育て真っ最中の母親なので、お互い教えたり教えられたり。
物語を最初から見てきて感じるのは、どれだけ多くの人と関わってきたか。
そしてその関わりは、これからも新たな関係を加えて、さらに発展していく。
莫大な借金を抱えつつも、研究に一切の手抜きをしない万太郎。
万太郎を信じ、最後まで支えると決意した寿恵子。
この2人の関係は史実通りなら寿恵子がなくなるまで続くものと思う。
寿恵子は物語の設定通りなら、55歳ほどでなくなることになる。
実際の牧野富太郎博士の奥さんも、その年齢で子宮癌で亡くなったと聞いた。
そのことを思うと、おそらくらんまんの最後は寿恵子が亡くなる時のシーンが採用されるのではと思ってしまう。
正直、ネタバレはできないと思いつつこの物語は史実を忠実に擦っているのも事実。