1週間締めくくりとなるエピソード
“おむすび”はこれで2週間が終わった。
主人公結の家族や友達など様々な人間関係は、それぞれの人たちの心の中を描きながら10話が終了。
米田家の家族はそれぞれ心に葛藤がある。
祖父祖母は今日のエピソードには出ていなかったが昭和の世代の代表として描かれていた。
結の両親は平成世代と言うことになるだろうか。
父親は長女の子育てに負い目を感じていた。
結の姉歩はギャル活動に染まり高校を中退する経歴を持つ。
姉が道を踏み外したのは、自分のせいだと思い込む父親。
二女にはそんな間違いを繰り返してほしくないと、意固地に思い込み。
結は自分は姉とは違うと必死に訴えるが、今1つ通じない。
そんな中、結は姉が所属していたギャル連合から誘いを受けて不本意ながらも活動を共にすることに。
そんな中リーダーのルーリーが警察に補導されてしまう。
ルーリーの両親は、一人娘から電話があっても出るような人たちではなかった。
交番に補導されたルーリーを心配した仲間たちが駆けつける。
結を含めた少女たちが身元引き受け人になることはできない。
大人でないと無理だとの事。
そこで登場するのが結の母愛子。
愛子は歩のことがあって結に届いたギャル文字メールを普通に読むことができていた。
物語は、それぞれの登場人物が絶妙に絡み合いながら来週へと続く。
目次
交番でのルーリー
昨晩の事、母親から食事代としてお金をもらっていたルーリー。
父親のことを尋ねてもそっけない返事が返ってきただけ。
“おむすび”では、少年少女が主な登場人物として描かれるので、それぞれの家族構成とかが大切に描かれる。
米田家とは真逆の家庭状況。
ルーリーの家庭の様子が語られていた。
両親とも世間体があるので離婚はしないがただいま別居中。
一人娘はこんな家には1ミリも居たくないと告白。
そして結の母親がたまらなく素敵に思えた。
ムスビンの母親 超いい人じゃん❣️
ウチとは大違い。
このセリフにこの時代のいくつかの家族の様子がよく表されていたような気がする。
警察官に質問されても、両親が助けに来ない事はよく知っていたルーリー。
電話番号を教えたところでつながるはずもなく。
ギャル文字メールを読めたのは?
ルーリーを引き取るために、交番に真っ先に駆けつけたのは結。
その後、残りのメンバーがすぐに駆けつける。
しかし身元引き受け人は大人でないとダメなんだね。
未成年の彼女たちでは、残念ながら役目をなさない。
そこに登場したのが結の母愛子。
メンバー曰く ムスビンママ
この時結の携帯のギャル文字メールを愛子はしっかり読み取っていた。
結の友達に起こっているピンチを瞬時に判断。
結の後を追いかけて、交番までやってきたのだ。
もし愛子がいなければルーリーは警察署の少年係に引き渡されることになる。
そうなると家に帰る事はいよいよ難しく。
愛子は歩のことがあったときに、彼女なりに娘の気持ちを理解しようとしたようだ。
父親は男の目線で、何とかして娘を立ち直らせようとしていたが、この場合は母親の行動が正しかったのかもしれない。
当たり前のことだが、親子の関係や子育てに正解も不正解もない。
ケースバイケースで結果としてそれぞれが幸せになれるかなれないか。
“おむすび”の場合、愛子の過去に頑張ったことが数年経て結の時代に実を結んだことに。
ハギャレンメンバー
結は高校に通うようになってから、様々な人たちと交流することで新しい経験を次々と積み上げることになる。
人には、それぞれ自分のやりたいことを頑張ることで自分の居場所を作ろうとする。
それは他者を圧倒することではない。
自分の努力を披露することで自分なりの生きがいを確立する。
ギャルたちは、破天荒な姿形をしていても心の中は結たちと同じ。
一生懸命さ、けなげに頑張る姿は、周りの人たちみんなを納得させる。
結は自分もパラパラダンスで自己表現したいと思ったようだ。
パラパラやってみたいから教えて🙇♀️
メンバーの気を引くだけの言葉ではなさそう。
演じている橋本環奈はもともとアイドル活動で踊りもかなりの腕前だと聞く。
おそらく彼女のパラパラダンスが見られるんじゃなかろうか?
心がつながる時
おむすびにはたくさんの登場人物がいるが、それぞれ家庭だったり友達だったりのつながりが。
書道部で活動することで、心が穏やかになることを学んだ結。
しかし、ギャル達と付き合うことで、別な意味での自己表現を学んだことになる。
どうやら来週の予告編が公開された。
米田家の仏間とおぼしき和室でパラパラダンスをするハギャレンメンバーの様子が描かれていた。
よくはわからないが、独断と偏見に満ちた周りの目から自分たちの立ち位置をしっかり主張する結の日常が描かれるような気がする。
米田家の祖母と母親はすぐに理解を示してくれそうだが父親の聖人はどこまで納得できるんだろう?