演歌が苦手な人は多いかも
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この方は昔からの演歌歌手ではあるのだが、歌謡曲風の曲も多くて、また当然のことながらかなりの実力者である故にファンが多い。
私もファンと言えるほどではないがとても好印象を持っている歌手の1人。
演歌が大好きな人ももちろん多い
実は、私はずっと演歌が苦手だった。
今も積極的に聞く事はほとんどないと言っていい。
しかし、演歌はテレビその他でほとんど必ずと言っていいほど毎日流れてくるので好む好まざるにかかわらず聞くことに。
聞いていて感じるのは演歌歌手にへたくそはいない。
皆筋金入りで歌がうまい。
もちろん歌の上手い人は、様々なジャンルの歌手に大勢いるので、そのことについてずいぶん前に私が書いた記事である。
演歌の歴史は古い
実は演歌の出発は明治時代の自由民権運動の応援歌からの記述がある。
そうなれば、歴史はほぼ100年ほどと言えるのだが、このジャンルは実は古くて新しい不思議な特徴を併せ持っている。
今、我々がよく聞く演歌は、作曲家古賀政男以降の作品が多いのではないか。
そして作曲家古賀政男が不動の地位を得たのは、歌手美空ひばりとの出会いがあったからだろう。
古賀メロディーと呼ばれるものは美空ひばり以降しっかりと定着したのである。
演歌の特徴の1つに、コブシがあるが、記憶をたぐってみると、お笑いグループのぴんからトリオが女の道を歌って以来だと思う。この曲の時にビブラートを極限までデフォルメして歌った歌い方が大勢の人たちに支持された。
また同様の歌い方に殿様キングスの女の操がある。
この2曲以降は演歌のコブシと呼ばれる歌い方がずいぶんとメジャーになってきたし、今活躍する演歌歌手の大多数は多かれ少なかれこの歌唱方法を踏襲しているものと思う。
演歌としてきっちりジャンル分けされるようになったのは70年代に入ってからだろう。
当時の人気歌手、五木ひろし、八代亜紀、石川さゆり、これらの人たちの活躍が人気を不動のものにしたと言える。
もちろんこのお三方の先輩にあたる歌手が、北島三郎であり、美空ひばりである。
様々な歌手がいる中で、演歌のコブシに注目すると、それぞれの歌手の特徴が現れているのではないだろうか。
演歌歌手は歌の下手な人はいない
様々な意見はあると思うのだがこの2人が実力者である事は揺るぎのない事実。
演歌がずっと苦手な時代からも、私はこの2人の歌だけは普通に楽しむことができた。
どのようなジャンルの音楽でも、上手い下手の議論の前に伝わってくるのかこないのかで語ったときに この2人の歌は間違いなく何かを訴えてきたと感じた。
もちろんこの 2人以外にも歌の上手い人たちは山ほどいる。
代表選手として紹介したまで。
歌の上手い人たち
独断と偏見で思いつくままにピックアップ。
多分知らない人はいないはず。
もちろんこの人たち以外にも、うまい人は山ほどいるだろう。
最初に述べた通り、演歌歌手はへたくそではなれないので。
ここに挙げた人たちは歌唱力の点で選んではみたのだが、それぞれにビジュアルも含めた他の人たちとは1線を画す特徴があると言える。
どのような世界でも、うまいだけで世の中から支持されるわけではない。
特に演歌歌手の活躍の場は水商売関係から始まって様々なステージや、レコーディングその他多種多様にわたる。
支持される歌手は、そのどのような場所ででもきちんと努力を重ねられた人たちだろう。
演歌歌手の特徴として、ほとんど仕事の選り好みはしないはず。
まとめ
私が積極的に演歌の歌謡ショーを見る事はほとんどないのだが、いくつかの番組はさすがに知っている。
このような番組を楽しむ人たちは、おそらく録画をして何度も見るのだろうと推察。
演歌は今や日本の文化である。
この文化がこの先ずっと続いていくであろう事は容易に想像ができる。
演歌はその曲だけではなく、詩の中で歌われている内容が、日本人の持ち合わせているマインドに大きくシンクロしているわけだから。
今や様々な音楽ジャンルの中で、なくてはならない1つになったと言えるだろう。