1週間を締めくくるエピソード。
いくつか明らかにされた物語と、心に闇を抱えた歌子。
今が苦しいと思っている人たちへどれだけ励ましの力が与えられるかが、今日のテーマになっていた。
大学病院での結果は歌子にとって必ずしも喜ばしいものではなかった。
間違いなく発熱の症状にがあるにもかかわらず原因不明とは、あんまりと言えばあんまり。
自分はもう死んでしまうしかないと思い始めた歌子が、物語の中で周りの人に励まされて再び前向きに生きようと決意するまでが描かれる。
そして、退職願いを提出した二ツ橋シェフ。
彼は実家から戻ってくるように言われていたが、どうやら父親からまだ大丈夫との申し入れがあったらしい。
その結果、提出した退職願いは撤回と言うことにして、それはオーナー房子に認められる。
暢子はいろいろ思案をした結果、二ツ橋シェフに連れて行ってもらった港で出会ったイカをまかないのメニューに利用。
沖縄の郷土料理イカスミジューシーがイカスミパスタに変身。
実はこれが驚くほどの美味しさ。
ただし、見た目の色合いがどうしても地味なので、どうやら少し改良を加えることになる。
来週からはいよいよ暢子はシェフの花形ストーブ前に。
目次
歌子
今日の15分の半分以上を使って語られたこのシーン。
歌子は自分の心の闇に潜り込んで、もう長くは生きられないと勝手に思い込んでしまう。
彼女は自分の身の上ゆえに幸せになれないなら死んだほうがマシだと考え始めていた。
そのことに母優子が厳しくダメ出しをする。
暢子が止めなければ歌子を張り飛ばしていた可能性が。
それは優子のポリシーとして、どんなに苦しくても未来に希望を必ず見いだすこと。
明日は必ず良い日になると信じて、今を生きること。
幸せになることを諦めてはダメ🙅♀️
優子が賢三と共に暮らした中で見つけた夫婦のアイデンティティーとも言える。
厳しくも優しさに溢れた説得に、思わず涙を流して謝罪する歌子。
私が間違っていた。
がんばって生きていく😭
わずかに描かれたシーンだけど、物語は、誰かが苦しんだときに誰かがそばにやってきて慰め励まし再び前を向いて歩けるように後押しをする。
驚くほどベタな展開。
イカスミジューシー
お腹がすいたと言って暢子がこしらえたのがこちら。
沖縄の名物料理イカスミジューシー。
イカスミ汁ってことだよね。
独特のコクがあって、しかも体に良いなら言うことないよね。
ちょうど同席していたメンバー智も和彦も絶賛するおいしさ。
そういえばこれは沖縄時代、和彦が見た目で絶対無理と言っていたやつだな。
どうやら今では克服できているようでうまい😋とか言ってたよな。
このイカスミジューシーは歌子の復活メニューでもあるわけだ。
イカスミパスタ
イカスミパスタは、確かに見栄えはかなり悪い。
真っ黒で地味だからね。
しかし、よほどおいしいんだろうな。
まかないで食べてフォンターナのスタッフたちが皆口を揃えて絶賛していたから。
二ツ橋シェフは、見た目でこのままではフォンターナのメインメニューにはふさわしくないのかもと。
それに対してオーナー房子は味は抜群なんだから、改良してメインのメニューに加えましょうと言うことに。
メインメニューに採用されたと言う事は暢子はこれで晴れてストーブ前に採用される。
なるほどよくがんばったわ。
動物性の蛋白を食べる時は肉よりは魚の方が良いのが定説。
魚料理は、さばくのがそれなりに大変なので、その苦労さえいとわなければ、日本人は魚を美味しく調理し食べることができる民族だと思う。
今回は魚介の中でもイカが話題に上ったけど、他にも貝類でもおいしいものがたくさん。
どんなジャンルの料理でも美味しく調理できれば言う事は無い。
二ツ橋シェフ
これはまるでおまけのようなエピソード。
てっきり二ツ橋シェフはいなくなるものだと思っていたけど、そうならずに済んでまずはめでたし。
故郷茨城県の大洗でレストランを経営する父親から、まだ戻って来なくても良いとの連絡を受けたようだ。
退職願いを撤回するとの報告を受けて内心ほっとしたのがオーナー房子。
これでもし、二ツ橋シェフがいなくなった時は誰がメインの料理長をやるようになるのか。
もし該当者がいなければオーナー房子が自ら厨房に立つしかなくなるではないか。
二ツ橋シェフ以外にも実力のある人たちが何人かいそうなので、何とかなりそうな気がするけど。
優子と房子
2人が語り合うシーンがなんとなくサービスのような気がして。
沖縄でのことや闇市時代の昔話に話が咲いていた。
オーナー房子が賢三と呼び捨てにしていた。
そして、語っていたよね。
賢三は息子のように感じていたと。
料理長を任して一緒に店をやろうというところまでなったけど、一旦沖縄に帰ると言ってから二度と戻らなかった。
実はそのことをねに持ってひどい内容の手紙を書いてしまったとオーナー。
約束を破ったんだから怒るのは当然と優子。
しかし、お互い相手の存在を思えばこその怒り。
優子と房子は話しているうちにお互いが心から信頼できる親戚なんだと改めて実感。
房子は今自分のところで働いている暢子を賢三と同じように受け止めているとも語っていた。
もし、この先暢子が自分の元を離れてしまうのならそれはとても受け入れられないと暗に語ったようなもの。
そして、そのことを恐れているとも。
今週はここまで描かれて後は来週に続くことになる。
ストーブ前を任される暢子。
活躍はいかに😅