舞いあがれは前半を象徴するような印象的なエピソードが、今週描かれた。
主人公舞はなにわ人力飛行機サークルなにわバードマンで、ひょんなことから、パイロットに抜擢される。
今週は、舞が厳しいトレーニングを重ねながら、まったくの素人から鍛えぬかれた人力飛行機のパイロットに成長していく過程が詳しく描かれた。
舞1人では到底実現不可能な厳しいプロジェクト。
週始めのエピソードでは舞がパイロットに立候補するところから出発。
そして、仲間たちの承認を得てスワン号を飛ばして、人力飛行機女性新記録を目指すことになる。
しかし、パイロットが変わることで、スワン号は機体の設計を余儀なくされることに。
由良と体格が似ているとは言え、微妙に大きい舞。
極限の設計で成立するスワン号はわずかな差も受け入れることにはならなかった。
全員が一致協力して、新たなスワン号を製作。
舞はパイロットとして与えられた課題に全力で取り組んでいく。
そして、様々なテストに合格したスワン号は新しいパイロット舞を乗せて試験飛行に臨むことに。
目次
スワン号のパイロット
スワン号のパイロットに舞が務まるかどうかで一悶着。
与えられた時間は2ヶ月ほど。
その時間で、パイロットとして求められる数字全てを達成させる必要が。
さらには、破損したスワン号をマイナーチェンジする必要も。
同じ女性同士とは言え、由良と舞では微妙な体格差が。
ギリギリの設計で作られている機体は全くアジャストする余地がない。
物語を見ていると、コクピットを囲むフェアリングその他は全てやり直しになっていた。
さらに、パイロットは飛行機のエンジンと操縦者の役割2つが同時に課せられる。
これがまたさらに目標達成を困難なものに。
だからこそ、人力飛行機には苦労を乗り越えたときの喜びが、何にも変えられない目標として皆が取り組むことに。
舞の挑戦
何より求められたのは、自身の体重管理。
それと、与えられた設定置でペダルをこぎ続ける体力。
数字的には、それほどびっくりするほどのものはないが、具体的にそれを達成させようとすると、全力で取り組んでも可能かどうかの瀬戸際だった。
参考までに、最初のパイロット由良は210wで1時間半こぎ続けるつもりでいた。
正直なところ、ありえないくらい過酷な数字。
設定置が大幅に下がったことで、多少楽にはなったかもしれないが、出発がまったくの素人だったので、達成するには困難でしかなかった舞。
2ヶ月半の全力のトレーニングは、1ヵ月が過ぎたあたりから由良が自らコーチ役を買って出てくれた。
由良の絶妙なサポートは、パイロットとしての舞を格段に成長させる。
今まで暗中模索でしていた努力も、適切なアドバイスによって長期短期両方の目標が達成されることに。
物語を見ていて感じたのは、2ヶ月でトレーニングしながら5kgの減量も達成させる必要が。
それが見事に達成させられたのは、奇跡と言って良いかも
家族でこのサラダを食べる様子が描かれていた。
陰ながら、家族の応援も舞のために。
登場人物たち、それぞれが目標に向かって全力で努力し続ける。
頑張る姿が、これだけ周りの人を応援できる物語も最近は少なかったね。
なにわバードマン再結集
設計変更を余儀なくされることで、一旦はリタイヤしたはずの設計担当刈谷を再び呼び戻すことに。
最初はかたくなに拒んでいた刈谷だったが、みんなの熱意に、ついにスワン号製作のために動き出す。
サークルのメンバーたちの思いは1つ。
スワン号を完成させて、どうしても琵琶湖で新記録を狙いたい。
その共通の思いで皆が一致団結。
結集した思いの頂点にいるのが舞。
舞と由良先輩
2人の二人三脚ぶりは、物語の中でも異彩を放っていた。
舞は由良がトレーニングの面倒を見てくれたおかげで、パイロットとして準備を完成できる。
ダイエットもギリギリ間に合った様子。
与えられた数値目標は、由良の的確なアドバイスを得ることで達成できたと言って良い。
スワン号に搭乗したなら、舞はのするべき事は1つ。
みんなの願いを全力で受け止める。
パイロットは長時間ペダルをこぐことで持久力が求められると思いがちだが、実は咄嗟のときには瞬発力も必要になってくる。
両方の相反するファクターが同時に満足させられる必要が。
そのことを知り抜いていた由良は舞が最高のパフォーマンスができるように絶妙な指導を。
いよいよ、来週は琵琶湖上空を飛ぶスワン号が描かれるような。
実際にどうやって撮影したんだろうか。
福原遥は本当に空を飛んだんだろうか?
興味も疑問も尽きるところがない。