kuwa3972の日記1

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おちょやん 道頓堀恋物語いま昔

 

さて、今週からスタートしたおちょやんの第3週。

芝居小屋を中心としたお茶子さんや役者さん、それにまつわる様々な人たちの人間模様が描かれる。

昨日の前振りから今日にかけて、今では過去の事となった昔の恋物語がさらに注目されることに。

それは岡安ごりょんさんシズさんと役者早川延四郎の恋物語

どうやら設定では20年前のエピソードとの事だった。

そんな中、千代ちゃんはますます芝居にのめり込んでいく。

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みんな噂話大好きなんだよなぁ

目次

千代ちゃん 高城百合子に憧れる

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たたずまいからして女優

昨日百合子さんとの別れ際、彼女からかけられた言葉。

たった1度の人生、やりたいと思う事はやるべきよ。

ごりょんさんにも

自分が何をしたいのかよく考えてみなはれ

千代ちゃんの中で少しずつ何をしたいのかが形を持つような。

自分と同じ仲間のお茶子さんたちを観客に見立てて演技をしてみる。

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観客の方が恥ずかしかったりしてね🤣

まだまだ芝居と呼べるものではないが、千代ちゃんは高城百合子を真似てセリフを言ってみる。

少なくとも舞台上の百合子さんは見る者を圧倒するだけの演技力で迫ってきていた

その限りない魅力を自分も真似して表現してみようと。

まぁ、気持ちはわかるわな。

この段階ではまだ演技と呼べるような代物ではない。

憧れを胸に抱きつつ、毎日の仕事に励む千代ちゃん。

ごりょんさんと延四郎

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20年前2人は恋に 駆け落ちまでしようとした

シズさんがまだお茶子修行の真っ最中の頃。

売り出し中の役者だった早川延四郎とねんごろな関係になった。

今から20年も前、2人ともかなり若い。

すっかり意気投合した2人は、延四郎が道頓堀を離れることをきっかけに駆け落ちしようと約束するまでに。

そのぐらい燃え上がってお互い惚れあった間柄。

約束の時間約束の場所で待ち合わせしようとしたところ、その時のごりょんさんハナさんに見つかってしまい、結局2人の恋路はそこで終わってしまったのだ。

延四郎はそのまま役者を続けて大人気俳優として成功。

シズさんは今のご主人を養子に迎えて娘も1人生まれた。

とても幸せな人生だったと言えるだろう。

しかし、20年前の恋物語は延四郎から見たときにはまだ終わっていなかったのだ。

それが昨日の放送の最後の方で思いがけず2人が再会したことで、あらぬ噂を建てられることとなった。

こともあろうに福富のお茶子さん達に2人が密会していると噂を建てられてしまう。

その内容がなんと不義密通していたなんて😨

ちなみに不義密通なる言葉は、多分今は死語だね😓

しかし、大正末期の道頓堀ではこんな噂話はたちどころに広まってしまう。

その噂はやがってお茶子さんから当の本人にも知れることに。

噂話はとどまるところを知らない

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福富と岡安はやっぱりライバル

岡安ではごりょんさんの噂が下で客足が遠のいてしまう。

ごりょんさんも自分のせいで仕事が暇になったと、辛く受け止めてしまう。

今ならば、個人の問題なのでそれほど大げさな目くじらを立てることもなかろうに。

ましてや20年も前の、それも成功しなかった恋物語。

一体どれほどの値打ちがあるのだろうかと勘ぐってしまうよね。

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おかきをボリボリ食べながら…

岡安のお茶子さん達の世間話。

ここで面白いと思うのは年代が様々なメンバーだと言うこと。

方やおちょやんとして10才になるかならないかの女の子から、年頃の娘たち、そしておばちゃんと、それぞれ受け止め方は違う。

みんな好き勝手に想像して妄想たくましく自分たちで物語を作り上げるから始末におえない。

この井戸端会議は、実は岡安のご主人や娘、ごりょんさんもそばで聞いていることに。

立派だったのはごりょんさん。

完全に終わったこととして、みんなに詫びを入れて、そして残っていた密かに持っていた延四郎からの手紙を全て燃やしてしまうことに。

潔い判断だよね。

延四郎は役者を廃業する

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鬼気迫る演技で観客を魅了

事情を知らないのは延四郎のみ。

彼の希望は、よりを戻そうとするわけではない。

かつて恋した女が今どんなふうに暮らしているのか、今幸せなのかを心配していたのだ。

そしてその情報はほかならぬ千代ちゃんからもたらされる。

仕事をしている最中、千代ちゃんは急に延四郎から手を引かれて道頓堀の小道に連れていかれる。

そこで何とかして手紙を渡してくれるように頼み込まれるのだ。

延四郎の様子にただならぬものを感じた千代ちゃんは手紙をシズさんに渡す事はやんわりと拒否。

しかし、シズさんの家庭のことを少し詳しく話して聞かせてあげることに。

夫がいて、娘がいて今はとても幸せに岡安を切り盛りしている。

そのことを聞いてみて、胸をなでおろす延四郎。

ひょっとしたら不幸なのではとずいぶん心配をしていた。

しかしそれは心配には及ばないと納得したのだろう。

そして千代ちゃんに役者を廃業する理由をそれとなく説明する。

歌舞伎の世界では役者の格式は生まれによって決定されてしまう。

つまり、家柄で全て決まってしまうようなもの。

叩き上げが存在しないことでもよく知られる。

延四郎は自分の身の丈を悟ったとのこと。

千代ちゃんにとっては、役者の世界の厳しさを垣間見るエピソードとなったのだ。

さて、ごりょんさんのエピソードはこれで終わりだろう。

これから本格的に千代ちゃんの物語が語られる。