最初の気象予報士試験の結果がいよいよ明らかに。
結果は不合格。
予想していたことのせいか、モネちゃんはサバサバ。
やはり一発で合格はかなり厳しい。
そうした中今月は、4200台の学童机の納品も無事完了できて、皆お祝いで嬉しさ満開。
この先も気象予報士試験を目指すべきところだが、モネちゃんは2年目になった森林組合職員としての仕事の面白さにも目覚めつつある。
何よりも、4200台の机の納品を完了した事で周りの評価はかなりなもの。
途端にプロジェクトリーダーと持ち上げられて、引く手あまた。
さてそんな中、サヤカさんは山を歩いている途中に足を踏み外して骨折すると言う思いがけないアクシデント。
仕事を継続する気持ちと、気象予報士試験の合格を目指す気持ち。
さらには怪我をしたサヤカさんのために何ができるかを考えたとき、導き出された結論があった。
目次
気象予報士試験は残念ながら不合格
とにかく合格率5%は、たいていの人が跳ね返されることを意味する。
モネちゃんの場合、数ヶ月しか準備期間がなかったはず。
今回1月に受けた試験は、試験の雰囲気を味わうためだけのものだったのかも。
結果を知った本人も思いのほかさっぱりと受け入れていたね。
次の試験で再挑戦するつもりになっているみたい。
そういえば試験の会場の様子もテレビに出ていたけど、仙台で同じビルの会場だったけれど何部屋も試験場が用意されていた。
おそらく主要な地方都市に千人規模で応募者がいるに違いないのだ。
仮に千人受験したとしても合格するのは50人ほど。
狭き門を絵に描いたような厳しさだね。
忙しくなる本業
4200台の学童机を納品できたことでいつになく森林組合も湧いていた。
あの使い道のなかった高級木材楢材の大量消費が可能になったから。
さらには、木材の乾燥に新しい方法も取り入れて、しかも職人不足を補うためにOBの力も借りて目的達成のために皆一丸となって頑張ったのだ。
聞くところによると、納品が終わった段階で他の市町村の教育委員会からも問い合わせが多数あるとのこと。
今回は何よりもモネちゃんが小学校に組手什を納品することから始まったこと。
そこから、様々な人たちの意見を取り入れつつ、目的達成のプロジェクトが動き出した。
周りからプロジェクトリーダーとして持ち上げられるモネちゃん。
まだここに就職してから2年目の新人ながら、しっかりと周りの人たちの応援を取り付けている。
サヤカさんの言葉を借りれば、素人だからこそのブレイクスルー。
モネちゃんは仕事で、あちこちに電話をして営業活動を心がけていた。
もちろん電話だけではなく直接赴いて話をすることもあっただろう。
内容のある話をすれば営業職は格段に疲労する。
結論から言えば、かなり気を使うので終わった後、ぐったりする事になる。
気象予報士試験を目指す勉強は困難な状況に
いつも通りカフェで仕事が終わった後菅波先生を交えて勉強しているが、つい疲れが出てうとうとしてしまう。
さすがにその様子に先生が一言。
永浦さんが今すべきは休息をとること。
社会人あるあるで、本来の仕事が終わった後、勉強するなりアルバイトしようと思ったなら体力勝負になってしまう。
この疲労感との戦いに勝たなければ先へ進むことはできないのだ。
まして勉強などの場合は文字を見たり図形を見たりで、じっとしていることが多い。
眠気に襲われても無理ないこと。
このまま勉強を続けるなら、何か新しい試みを取り入れる必要があるのかも。
サヤカさんを襲ったアクシデント
夜勉強していたら、突然菅波先生がサヤカさんをおぶってやってくる。
夜、山道を通りかかったら倒れているサヤカさんを発見したらしい。
ずぶ濡れで、しかも怪我をしている様子。
その怪我は右足首の骨折と思われた。
応急手当てをして、モネちゃんに当座の指示をしてその場を立ち去る菅波先生。
サヤカさんとモネちゃんのやりとりがこの後描かれることに。
足首を骨折してしまえば、車の運転はもちろん、歩くこともままならない。
骨が折れると大抵の場合かなり腫れてきて痛みも発生する。
曲げ伸ばしも、その他の刺激も一切受け付けない。
とにかくとんでもなく痛い。
骨折の経験をした者なら誰でもわかると思うが、骨折した箇所は大抵の場合4週間ほどギブスで固める。
その後ギブスを外してからさらにリハビリで同じだけ。
回復にはかなりの時間が必要になる。
サヤカさんの人生の1部も語られていた。
彼女は聞くところによると結婚4回の猛者。
ただし、半年ほどで相手は逃げ出してしまったとのこと。
ここで納得してしまっては失礼かな?
私は山の上に使わされて地上に降り立った(嘘)
サヤカさんが話すと不思議な説得力があって本気にしかけるモネちゃん。
しかし、この後は日常の生活にも大きく支障をきたすので、同居しているモネちゃんが世話をするような様子。
車の免許取得に方向転換
車の免許取得の参考書を見た菅波先生は、一言。
このレベルなら3日でクリアしてください。
気象予報士試験に比べたらあまりに簡単で拍子抜けします。
しかし、決して侮ってはいけません。
私自身もおよそ半世紀前、18歳の時に免許を取得。
付け焼き刃で学科試験に挑んだが、何とか無事一発合格を果たした。
学科の試験は真正直な素直な人はだまされやすい傾向にあるかも。
○❌で答える試験なので、正しいか正しくないかの判定のみ。
要するに、人を陥れるような文言が続く。
懐疑的で、少し疑り深いくらいでちょうどいいのかも。
思い込みと正直さで騙される人はこの試験を何度も受ける羽目になる。
当時私の友達にも決して頭は悪くないが、学科試験に合格できず苦しむ人も。
さて、おかえりモネは新しいエピソードが始まったばかり。