台風が接近する場合、その前後にも災害の可能性は発生する。
私が記憶に残るところでは、台風前の大雨。
実はこれがバカにならなくて、台風の本体がやってきた時以上に降る可能性もある。
それと、通過後の河川の増水。
空は晴れているが、川の水かさは増え続けて、やがては堤防決壊なんてことも。
今日の物語では台風通過後の河川の増水がテーマに。
大きな特徴があって、必ずタイムラグがあること。
大雨が降ってから数時間後、半日後、翌日に被害が出る場合が多い。
私のところも石狩川がすぐそばを流れているので、印象では半日後くらいに水かさが増しているような。
水害が発生すると、当然記憶に残る。
目次
報道の現場 天気予報の役割
台風がリアルタイムでやってきているとなれば、暴動の現場はかなりバタバタする。
持ち込まれる情報は、大抵被害の状況が中心。
気象予報のメンバーはどうしてもリアルタイムで起こる災害に目が行きがちだけれど、
高村デスクがピシャリと流れを断ち切る。
被害の状況は報道班が責任を持って伝える。
気象予報班の仕事はこれから先に起こるべきことをどれだけ注意喚起できるか。
情報を整理して、真っ先に伝えなければならないのが何なのかをきちんと把握すること。
不眠不休で仕事をしてきていると、冷静な判断もまた注意力そのものも散漫になる傾向が。
当たり前の事だけど。
彼らはテレビ局に泊まり込んでおそらく3日4日は経ったはず。
その間どの程度休むことができたのか。
普段テレビをよく見ていても、こういった裏方の事情など視聴者が理解することなどないと言って良いだろう。
物語はそういった部分もきちんとした下調べをして、ストーリーに取り込んでいったに違いない。
実家と電話
どうやら雨のピークも過ぎたことで、少しほっとしているテレビ局。
そんな中、実家から電話があったことに気がついたモネ。
かけ直してみたところが、わりと元気そうな母親の様子。
この間、みーちゃんからの連絡で、橋ができたことで、空気の流れの変化を感知。
もう一度おばあちゃんがやっていた民宿を再開させたいと夫に相談してみたが、残念ながら反対されてしまったのだと。
亜哉子さんはおばあちゃんが目標のようで、同じように民宿をしてお客さんと触れ合いたいと考えているようだ。
夫耕治だけは現実的な問題として人手がないことを理由に反対していた。
あいつは考えすぎなんだよと龍己じいちゃん。
亜哉子さんのやりたいようにやりなさい😍
なんとも心強い励ましだ。
そんなやりとりについて描かれていた。
短い時間のシーンだったけど、電話している向こう側に貼ってあるスーパーのチラシとか、スマホがどんな機種を使っているのかとか、結構興味津々で見させてもらう。
スマホは多分iPhone 6とかなんだろうかね。
また、冷蔵庫に貼ってあった70円均一のスーパーのチラシも面白いな🤣と。
視聴者からの電話
放送が1段落したときに視聴者から入った電話。
長野県に在住の80歳を過ぎた五十嵐さんと名乗るおばあちゃん。
裏山の小さな小川がある程度流れができてくると麓の番場川が暴れるんだと言う。
ちなみにこのおばあちゃんを演じていたのはかなり有名な女優
大方緋紗子さん
電話で話しているうちにモネがコサメちゃんを操っている中継キャスターなことに気がつく。
直接話ができてとてもうれしかったことと、自分が知っているローカル情報をきちんと伝えられたのでとても安心できたと。
そういえば、モネがウェザーエキスパーツで提案した全国津々浦々計画の気象予報士が担うべき役割がこの辺にあった。
ローカルな天気予報をどれだけきちんと利用して、災害を未然に防ぐことができるか。
今日語られていたエピソードは、数時間後以内に起こるであろう長野県の川の氾濫を予測した出来事。
これらの内容はすべて2019年当時のリアルな事件を踏襲している。
台風通過後に起こるだろう被害
実際に起こった映像を見ると、相当被害が大きいことが見てとれる。
番場川は実際は千曲川がモデルのようだ。
この画像を見ても、大変な被害なことがすぐにわかる。
この事態を物語の中で予測していたのが朝岡さん。
これだけ激しい雨が降れば、その水は全て番場川に流れ込むことになる。
この情報をなんとしても知らせなければならない。
しかし、テレビ局の報道の現場では、しっかりと裏付けの取れた情報しか流すことができない。
これだけ被害の情報が集まってくると、ネットの世界の事なので、ガセネタも増える。
私の印象では、情報の半分は信用に値しない可能性があると考える。
しかしそんな中で本物の情報だけはきちんと伝える責任があるのではと。
この後、明日の放送で今週のエピソードに決着が。
どんな伝え方が残されているのだろうか。