始まったばかりの今週のエピソードは、登場人物たち各世代がそれぞれ胸に秘めていた想いを明らかにする。
永浦家で行われた亮と新次の話し合い。
そして耕治がお膳立てをして、亮たち親子の本音が語られるようになる。
この朝ドラは、さらりと見ただけではどんな物語進行なのかなかなかわかりにくい。
大切な事柄が、セリフの中に登場してこないので、じっくりと画面に見入っている必要が。
今日のストーリーもそんな中で登場人物たちそれぞれの胸の内が語られることになる。
達己さんは息子耕治の申し入れを受け入れるつもりは全くないように見える。
かつて地震の時に大きく傷つけられた永浦水産の写真を見ることが多くなった。
物語は、及川家の様子を中心に描かれるが、モネやみーちゃん、亜哉子さんも登場してそれぞれセリフがないまま胸の内を詳しく語ることになる。
目次
達己さんと永浦水産
達己さんは息子の申し入れにいまだに困惑しているように描かれた。
今更、銀行を辞めて海の仕事をしようなんて明らかに常軌を逸している。
どうしてそこまで無理をしてまで自分のキャリアを捨てようとしているのか、理解しかねているのだ。
そんなおじいちゃんにお嫁さんの亜哉子さんがやんわりと話しかける。
私もとりあえずは反対ですと言ってあります。
でももう一度話し合ってみても良いのかも。
かたくなな達己さん。
俺の代で終りにする❗️
どうやら今の段階ではその気持ちに変化はなさそう。
新次が家にやってくることを聞かされても、その話の中に自分が加わろうとはしなかった。
自分の抱えてきた葛藤や苦しみを自分以降の世代には引き継がせたくない思いがありあり。
モネとみーちゃん そして亮
はじめにやってきたのは新次。
最近手伝いをしている苺農家のイチゴを持って。
その後すぐにみーちゃんに連れられて亮君が。
この手配をしたのはモネ。
モネにしてみれば、妹のサポートのつもりもあったように思う。
亮君がケリをつける事はすなわち父新次のこと。
父親が立ち直れていない様子をそのままに、自分だけ前へ進めるとは思っていなかった。
実は、今日の物語では亮の気持ちは語られるに至ってない。
今日聞かされたのは新次の気持ちだけ。
しかし、親子が普段話せていないそれぞれの胸の内を話さなければならない時期がもう来ているのだと本人たちも周りの人たちも痛烈に感じている。
新次の思い
新次が持参したのは全く記入されていない死亡届。
それを、今日この場で書いて提出することになれば、見舞金や生命保険等の手続きも可能になる。
新次はそのお金を亮に渡したいと。
この物語の流れからしても、ある程度自然な感じを受ける。
この思いを決意するに至った理由が今日の物語の中で詳しく語られていた。
新次は港で待っていた数時間の間、美波さんに必死に祈っていた。
どうか亮を連れて行かないでくれ
こちらに戻してくれ😭
これはすなわち自分の気持ちの中で妻はもう死んでいることを認めているに他ならない。
そうなれば、自分なりにきちんとけじめをつけるべきだろうと。
新次のつけるけじめは、妻美波の死亡届を提出すること。
そしておそらく手に入るだろうなにがしかのお金を亮の船購入の資金に充てる。
その決意があれば、この親子の未来はどうやら前進むことができそう。
ここまで来るまでに9年かかっている。
おかえりモネは地震の直前から、現在に至るまでのおよそ10年前後を描いた物語。
地震に関わった人たちは皆傷つき疲れきって人生を送ることになった。
そこからどう立ち直るのか。
それぞれの立場の人たちに焦点を当て、さらには周りにいる人たちがどう関わるのがベストなのか描かれる。
耕治の計らい
耕治自身も人生の大きな岐路に立っている。
永浦水産を自分が引き継ぐと公表して、周りから猛反対を受けている。
そして、親友から船の購入資金のことで相談を受けた。
どうやらお金の準備は整いそうな雰囲気。
銀行マンとしては凄腕の耕治。
しかしながら、及川家親子できちんと向き合って話し合うべきだと考えたようだ。
2人で話すように促すのだ。
今日の物語ではここまでしか描かれていない。
明日、亮の気持ちが語られるはず。
既に予告編で散々流れた映像なので知っている人も多いかと思うが、亮は父親にもう一度船に乗ってくれるように頼み込む。
その問いかけに答える新次の様子は予告編には出てきていない。
ネタバレ情報では既にことごとく明らかにはなっているけど。
さて今日は放送直後の朝イチに清原伽耶ちゃんが登場していて、撮影秘話なども盛りだくさん。
生中継で見る彼女は、既に撮影も終わっているので、私たち視聴者とは立場は明らかに違うけど、物語の中のモネそのものに見えたね。
あと、8回分の放送で全てが終了。