自分のブログサイトを持つようになってから、どんなテーマでアップするのがいいのか、その中で注目したのが毎朝ルーティーンで見る朝ドラ。
失礼ながら見始めた頃は、時計代わりの意味合いが強かった。
しかし、中には北海道を題材にした物語なども何作かあって、その都度注目をすることに。
また、NHKの朝ドラは現在進行形のもの以外にも再放送であちこちで見ることも可能。
今回のおかえりモネは注目するに至った理由は、主人公を演じた清原伽耶。
彼女のドラマを他の作品で見かけたところから。
今日のブログは1週間分の振り返りになるはずなんだけど、せっかくなので以前からのエピソードも振り返ってみたい。
主役を演じた清原伽耶
彼女を初めて見たのは同じ朝ドラで“あさが来た”でまだ少女だった女中の役柄。
この時に、父親からDVを受けた女の子が、助けてくれた奉公先の番頭さんと結婚するストーリーだったと思う。
まだ14 5歳の少女なのに、健気さが感じられてその時から記憶に残ることになった。
そして次に見かけたのは同じ朝ドラ“なつぞら”で主人公の妹千遥を演じたこと。
彼女は朝ドラ出演は今回が3作目。
さらには同じNHKのテレビドラマになるが、時代劇で見た“螢草菜々の剣”
私の中ではこの辺の作品を見て大いに評価が上がったと記憶する。
彼女の演技力を本格的に感じ取れるようになったのは“透明なゆりかご”を見てから。
決して派手な演技をする女優ではないが、その表現力、メッセージ性など彼女を評価する声は驚くほど高い。
そして、今回の朝ドラで注目されたのは主役だけではない。
実は、この2人以外にも若手の有望な俳優たちが大勢出演していた。
物語に登場した俳優たちは、若手だけではない。
今一線で活躍する俳優たちが、脇役としてこぞって出演。
物語はおじいちゃんおばあちゃん世代も登場している。
彼らが、わざわざ朝ドラに登場してくるのは、このドラマが半年間続くロングランのヒット作になる可能性がとても高いからだと感じる。
おかえりモネは尻上がりに視聴率なども上がってきたと聞いた。
脚本家安達奈緒子
彼女のプロフィールを調べてみると95年に早稲田大学卒業とある。
年齢等はそこから類推。
彼女が脚本家として凄腕だと実感したのは“透明なゆりかご”
確か全部で8回程度のストーリーだったと記憶する。
続きのドラマだったか主人公を演じたのは心に若干の病気を抱える役柄の清原伽耶。
このときの、脚本家と主演の信頼関係が今回の“おかえりモネ”につながったと聞いた。
今回の朝ドラでは、主役のオーディションは開かれなかったと聞いた。
つまり、清原伽耶ありきでドラマ制作が行われた。
安達奈緒子を調べてみると、彼女は他の民放ドラマでもちょくちょく見かける。
有名なところでは“コードブルー”
私の中では、“透明なゆりかご”で描かれた緻密な物語設定が1番記憶には残るが。
おかえりモネのストーリー
物語は平成に始まって令和に終わるほぼ現在を描いている。
昨日の最終回で分かったのは、現在のコロナ禍が終了した点まで描ききれていたこと。
来年の初夏に至るまで物語の設定が続いていたので。
物語の重要なポイントは201 1年の東北大震災の大津波が挙げられる。
このときの津波のとんでもない映像は今でもYouTubeを始め様々なサイトで見ることができる。
物語の登場人物たちは基本的にはこの津波の体験者たち。
彼らがどのように経験して、どのように現在に至って未来に希望を持ち続けるのか。
様々な人物描写で物語を作られた。
もちろん大勢の犠牲者が出たことでも知られるので、物語の中でも重要な登場人物の何人かは犠牲者になっている設定。
主人公の永浦家とは家族ぐるみで付き合っている及川家。
こちらの家族たちのエピソードが物語の中でも中心的な役割を果たしていた。
それぞれの世代が、皆津波で傷つきそこから脱出できずにもがき苦しんでいた。
お互いに力を合わせながらそこから脱出する様子がおかえりモネで詳しく描かれていたんだよね。
脚本家の緻密で繊細な人物描写がネットでも大絶賛されていた。
物語が描きたかったテーマ
宮城県を故郷として描かれたこのドラマで中心的なエピソードは201 1年の津波になる。
その中で、防災を考えると天気予報との関係は誰もが注目するところ。
そして気象予報士の仕事が物語のテーマとして取り上げられた。
物語は気仙沼へのエールとも言える。
そしてさらに、時間の関係上描かれる事はなかったが今回世界中を席巻しているコロナ禍も重要なテーマになったはずだ。
様々なアイテムは物語の中に当たり前のように登場してくるが、最近のインターネットも当然のことのようにエピソードの中に。
この1週間と言わず、半年間続いたドラマで大きく訴えられたこと。
それは今ある私たちの生活をどれだけきちんと見直しをして現状を把握できるか。
いざと言う時にどのように行動できるか。
さらには、人と人がどのように協力しあえるのか。
若い世代の主人公たちを借りて、緻密な人物描写で未来へ向かう私たちを応援してくれていたと思う。