苦しい中でも生きていくことに必死で立ち向かった大阪時代。
親娘は再び始めることができたカムカム英語のラジオ講座を楽しみに深い絆で結ばれていた。
しかし、そんな幸せな時間は雉真家の千吉さんの訪問で一変。
ぼんやりと自転車をこいでいた親子は思いがけない交通事故で2人とも大怪我を。
安子は左腕骨折、るいは額に一生残る傷を負ってしまうことに。
片腕1本でも大阪に残ってがんばりきるつもりだった安子。
しかし、娘の額の大きな傷を見たときに、深い後悔の念に駆られる。
聞けば、るいの傷は一生跡が残るらしい。
自分の不注意で傷を負わせたと自責の念に駆られた安子は勇の勧めもあって、岡山の雉真家に戻ることを決意する。
再び岡山で始まった親娘のストーリー。
大阪時代とは比べ物にならない穏やかで安心して暮らせる日常が送れると思われたのだが。
目次
岡山に戻る決意
親子で大怪我を追ってしまった事はこの先の運命を大きく変えることになる。
安子ちゃんは自分の怪我はともかくるいちゃんの額の傷を何とかしてもとに戻してあげたい気持ちに駆られてしまうのだ。
そしてさらに雉真家には勝手なことをした上で、再び戻ってきたという申し訳なさ。
帰ってきて挨拶をする時は、不安で胸が張り裂けそうになる。
息子を失って正気を失っていたはずの美都里さんは体調不良ながらも、息子の嫁と孫が帰ってきたことを快く受け入れてくれる。
再び戻ってきた岡山。
かつて自分の実家があったところは、すでに別な店があって面影は失われていると思われた。
家政婦雪衣さん
今週から新しく登場した若い家政婦さん。
新人女優と言っても良いだろう、岡田結実。
演技経験が乏しいと言いつつも、物語の中では影のある役どころを巧みに演じている。
彼女の本当の生い立ちは未だ明らかにはされていないが、雉真家と関係があるような気配。
彼女自身が勇君をどうやら好きらしいと言うこと。
そして勇君が安子ちゃんを大好きなことも鋭い洞察力でしっかり見抜いている。
そのことを知った上で安子ちゃんとるいちゃんの絆を分断させるような振る舞いを。
来週彼女の本当の気持ちが予告編の中で描かれているような気がしたね。
復活 橘のおはぎ
親友きぬちゃんのお豆腐屋さんで再びおはぎ売りを始める安子ちゃん。
娘の額の治療費をどうしても稼ぎたかった。
始めた当初は親娘で店頭に立てていたが、千吉さんからダメ出し。
るいちゃんは街に出ることが許されず、留守番することに。
幼いながらも自分が母親と一緒におはぎを得ることができないことに疑問を抱くるいちゃん。
実はここで雪衣さんが親子を分断するような発言。
お母さんはあなたを雉真家に返そうとしている。
幼い子供にとっては自分が捨てられると思っても仕方のないこと。
あれだけ深い絆で結ばれたと思っていた安子ちゃんとるいちゃんは、気持ちの中にズレが生じることになる。
ロバートローズウッド中尉
今週登場してきたもう1人の新しいキャラクターは米軍将校。
Japanese studiesを学んで岡山の復興を手助けするような任務。
彼が街で困っているのを助けることがきっかけで安子ちゃんは講座で学んできた自分の英語力を発揮することになる。
元はと言えば、夫稔君からがきっかけで学ぶことになった英語。
彼女にとって英語を学ぶことが夫との絆をより深めることだった。
クリスマスイブの夜、中尉に招かれて立ち寄った米軍キャンプのびっくりするほどの豊かさ。
そして、自分の気持ちを伝えるのに初めて英語を駆使して意思疎通を試みる。
これは演じている上白石萌音ちゃんの本来持っている英語力が遺憾なく発揮された。
そして、聞き役のローズウッド中尉も自分自身の身の上話を。
どうやら安子ちゃんと中尉は来週にかけて物語の中で大切な役割を果たしそうな予感。
親子が離れ離れになる?
ほんのわずかな時間来週の予告編が。
びっくりしたのはあの算太が生きて帰ってくる。
彼が生きていたのはちょっとびっくり。
雉真家でみんなと談笑する様子が描かれていた。
そしてもう一つ雪衣さんの発言。
算太といっしょに雉真家をさっさと出て行くべき!
さらには、一番の驚きは勇ちゃんが安子ちゃんにプロポーズ‼️
物語をずっと見ていれば勇ちゃんが安子ちゃんに好意を抱いている事は誰の目にも明らか。
やっぱりこういった流れになるんだろうなとみんな思うだろう。
しかし全体の流れから見てこの2人が一緒になるとも思い難い。
そして、1週間前から登場してきたローズウッド中尉の存在。
彼との関係の方が明らかに親密に描かれているよね。
そうなると全体の流れはどうなっていくんだろう?
結果として言える事は安子ちゃんの出番はもう後いくらもないってことだよね。
そして、るいちゃんは次のヒロインとして登場してくることになる。