らんまんの視聴者にとっては、待ちに待った万太郎と寿恵子の結婚式。
寿恵子の白無垢姿とお色直しの着物の艶やかな姿は、さすがに浜辺美波の地のままの美しさが満開で、思わず絶句。
万太郎にとっての大切な仲間に竹雄がいるが、彼との今までの関係にも今日どうやら終止符が打たれた感じ。
今日の物語の冒頭で語られたのは万太郎と竹雄の別れのやりとり。
万太郎は9歳の頃からずっと竹雄と一緒。
竹雄も改まって万太郎にしっかりと別れを告げなければならない。
既に物語の流れとして、こういったことを承知だったが今日初めて直接確認すると感慨もひとしお。
そして、万太郎と寿恵子の婚礼に合わせて寿恵子の母親と文太が土佐に。
さらには、東京の印刷所大畑夫妻も峰屋に。
それぞれが万太郎たちを祝うためにやってきた。
今日、描かれたエピソードの中で、1番心に残ったのは寿恵子と母親まつとのやりとり。
久しぶりに一緒の部屋で布団を並べて横たわったまま、言葉を交わしていたね。
それは、万太郎が信じられないほどの大店の跡取り息子だったことを捨てて自分の道を歩み始めていること。
そして母親らしい一抹の不安も。
万太郎は自分がたくさんのものを持っていることを理解していない。
初めから全て揃っていたので、何もないことが想定できていないこと。
なるほど、親なら誰だって当然そう思う。
目次
万太郎と竹雄の別れ
竹雄は確か万太郎の3歳ぐらい年上の設定のはず。
演じている俳優たちは逆転しているけど。
竹雄は彼自身も綾と一緒になる決意をしていた。
そのこともこれからお披露目する必要があるけど。
冒頭で描かれたこのシーンの1番の見所は万太郎と竹雄の別れ。
竹雄は今までは万太郎を支えるために付き添っていたけれど、これからは綾を支えることになる。
そして、万太郎たちが東京に戻るのに対して竹雄は綾とともに峰屋に残ることになる。
これから物語の中に出番は少なくなるとは思うが、今まで重要な役割を果たしてきた。
今日は2人がお互いの苦労をねぎらっていたね。
大店峰屋
峰屋は物語の設定では、土佐随一の大店の造り酒屋。
確かに、門構えなど路地1本分ぐらいはあるんだろうな。
その様子が物語の中でも紹介されていて、驚きを隠せない大畑夫妻とまつたち。
らんまんの描き方は控えめだけれど、造り酒屋の威容がそれとなく伝わってきた。
まつたちと大畑夫妻
大畑印刷所の社長夫妻は、万太郎にとってはかけがえのない恩人に相当。
万太郎はこちらの印刷所で石版印刷のノウハウを学んだ。
そして、東京で1番信頼できる人として、彼らを指名したのもとても興味深い。
考えてみれば、万太郎の直属の上司なら田邊教授だってあり得るわけで。
教授を選ばなかった万太郎にはそれなりの理由が感じられたんだろう。
万太郎は寿恵子と結婚するにあたって釣書を大畑夫妻に依頼していたよね。
そして、今日の放送の中で注目していたのは寿恵子の母まつは
西村まつと出ていたこと。
彼女は職人の文太と一緒になったと思ったけど、彼のほうは
阿部文太と紹介されていた。
再婚っていうところまでは行かなかったんだね。
でも、お互い一緒にいる事は間違いないので夫婦同然なんだろう。
まつと寿恵子
親子が一緒の部屋で布団を並べて寝るときの会話。
これが親子として最後になると思えばまつはとても感傷的になる。
明日になれば、西村家を出ることになる。
そうすれば、万太郎と家族にならなければならないわけで、簡単に戻るわけにはいかない。
今も昔も結婚する前の親と娘の気持ちは、ドラマで描かれた事とそれほど差は無いのかも。
今日のドラマのシーンの中では1番見所の部分だったかも。
万太郎と寿恵子お披露目
浜辺美波は、最近では数少ない正統派の美人女優。
他にも美人の女優は山ほどいるが、どなたもみんなかわいい系なので、個人的に正統派と呼べる美人女優は意外と少ないかもしれない。
正統派美人女優の一番の流れは、吉永さゆりだと個人的には思っている。
ドラマで描かれた寿恵子の様子に、親戚一同も美しさに息を飲む。
そういえば、親戚の若い衆を演じていた彼はこの後の朝イチにも登場していたね。
今週のエピソードは明日1段落するけど、それ以降寿恵子は槙野姓を名乗るんだろうと思う。
また、峰屋は綾と竹雄が引き継ぐことになるが、どうやらおばあちゃんのタキは物語からの退場が近い。
いよいよ後半に向けて万太郎と寿恵子の物語が始まるものと。