3週間が終わったおむすび。
年寄り的にはよくわからないまま過ぎてきたって感じ。
そういえばこの年はアテネオリンピックがあって盛り上がった年だと記憶。
アテネの前が確かシドニーオリンピックだったよな。
どうやら物語は、この時代の若者たちの様々な活動の様子が詳しく語られるような流れ。
結の家族それぞれが、どんなふうに暮らして何を感じていたのか結の気持ちを通じて語られることになる。
なんといっても姉歩の事件が1番の出来事だったかもしれない。
歩のことを不良だと断じていた父聖人。
結は父親のそんな様子を幼いながらそのまま信じ込んでいたようだ。
何よりもこの時点で米田家はずいぶん荒れていたような描かれ方。
しかし、今日語られたエピソードの中で母親愛子の歩に対する感じ方は他の者たちとは全く異なっていた。
私は歩が不良になったと思った事はないよ
母親は2人の娘を分け隔てなく育てていたことがよくわかる。
3週間目の最終となった今日のエピソードではハギャレンメンバーと恐喝事件を起こしていた3人の少女たちとのやりとりも描かれることになる。
結はハギャレンメンバーと付き合ってから少しずつ偏見が解消されてきたような。
結は16歳の少女ながら言うべき事はきちんと言う生一本な性格。
勇気を振って仲間たちをかばうため、恐喝女子たちに立ち向かう様子が今日の1番の見所だろうか?
さらには3週間待たされ続けてきた姉歩が最後の数秒間だけに登場。
目次
四ツ木翔太の夢
物語の冒頭で描かれていたのは自転車で海沿いを走っている結を待ち伏せするかのような翔也。
昨日母親を助けてもらったお礼に再びイチゴを。
その時、1冊のノートが落ちてしまう。
そこには翔也が将来、大リーガーを目指すための様々なステップアップの様子が記されていたね。
多分これは最近の話題では、何年か前 大谷翔平のエピソードが紹介されていた。
彼は野球選手としてのステップアップの様子をグラフのようなものにしていたと思った。
それを真似しているなと感じたのは、私だけじゃないと思う。
大谷君は根っからの野球人。
結婚したばかりだけど、全ては野球のためのもの。
物語に登場する四ツ木君はこの辺がモデルなんだろうと理解しているけど。
設定が栃木のいちご農家ってところがユニークだよね。
米田聖人の結へのメッセージ
父親聖人はやはり神戸での暮らしが懐かしいようだ。
そして神戸でやっていた床屋さんを再び再開したい。
彼は糸島を愛する気持ちはもちろんだが神戸での暮らしを夢見ている。
そして結に尋ねていた。
もし神戸に戻る時は一緒に来るか?
戸惑う結。
突然聞かれてもすぐに返答できないところが質問の奥深さがなせるゆえ。
ここで母親が2人の娘をどう思っているかが詳しく語られていた。
父親が長女の姿を見て激しく罵倒していたよね。
それに対して母親は娘がいいと思ってやっているんだから放っておきなさいと。
母親は娘歩が自分で決断してやっている行動について何とか受け入れようとしていた。
父親はその逆。
自分の感覚で世の中の常識から外れた事は絶対にいかんと。
この頃から何が常識で何が非常識なのかは曖昧になりつつあったと思う。
個性が尊重されるとか言い始めたのもこの頃ではなかっただろうか。
学校では学級崩壊などが社会問題化しつつあった頃。
世の中は、子供たちに対する非難や先生たちをなじる声で溢れ返っていたようにも思う。
高校生ぐらいの男子生徒だと体力的には先生を上回る場合だってあるはず。
暴力に訴えられたらひ弱な先生など相手にならない。
子供たちもそのことをよくわかっていて、すごめば勝てると思った見当違いの考えを持った輩もいっぱいいたような。
ハギャレンメンバーと恐喝グループ
ハギャレンメンバーは蓋を開けてみると、彼女たちはきちんと挨拶ができ、さらに食事などきちんと残さず食べることができる。
姿かたちは奇抜だが中身はごく普通の健やかな少女たち。
彼女たちが健全な女の子であることを瞬時に見抜いていたのは、米田家の愛子と佳代。
さすが女性陣は話が早い。
メンバーは、カリスマギャル結の姉歩を神様のように慕っていた。
この色紙にも激しく反応していたね。
何よりも、メンバーが天神で恐喝グループと対峙したときの結の勇気に感服していたこと。
本当は怖くて仕方がないんだけれど言うべきこと、過ちはしっかり正さなければ気が済まない。
結が他のメンバーから信頼を勝ち取った大切なシーンになったかも。
歩の帰還
聞き覚えのある声で思わず玄関に出てみたところが突然歩が帰ってきた。
ほんのわずかな時間なので、何がどうなっているかは来週でなければわからない。
ここまで車でずいぶん気を持たせる物語だったね。
さて、来週の予告編も公開されている。
どうやら歩の現状報告などもされるような。