おむすび1週間振り返り 震災からの記憶をリセットするために
ブログを書き始める前に、読者の皆様にお詫びをしなければいけない。
もともと毎日アップするための題材として選んだのが何気なく見ていた朝ドラの感想。
自分ののブログをきちんとするために、独自のドメインを設定して有料のはてなブログを採用。
しかし、ドメインの利用料は年間数万円にも及ぶので、年金生活の私にしてはどうしても何とかしたい出費だったので、今回時間をかけて解除することに。
すべてネットで作業しなければいけないので、骨の折れる作業だったけど何とか解約までこぎつけることに。
その結果、ドメイン設定していた私のブログは開くことができなくなってしまったようだ。
今まで数千(2500弱)の記事をアップしてきたけど、どうやらそれらにはアクセスできないような感じ。
今日から改めてドメインなしの普通のブログで、およそ1ヵ月間継続させていただく。
今までお付き合いいただいた方々にお礼を申し上げるとともに、過去のブログはアクセスできなくなったことをお詫びします。
さて、5週目が終わったおむすび。
物語の革新部分と言える阪神淡路大震災について詳しく語られる展開。
女子高生の何気ない日常のはずだが、
2004年の物語の現在と95年に発生した阪神淡路大震災前後の詳しい様子が語られる。
そこには米田家が神戸で被った様々な体験が語られ、それは9年経った時も変わらずに継続していた。
結は新たな目標を見つけたかに見えたが、とりわけ父親聖人との軋轢から全てをリセットしようとした。
物語は、女子高生が家族の事や自分の生活のことで思い悩み目標にどのように進むかが詳しく語られることになる。
目次
95年阪神淡路大震災
震災を描いていた内容としてはかなり詳しい紹介がなされていたと思う。
地震のシーンが描かれる直前(地震の死因が流れます)わざわざテロップが出されて、説明文が添えられていた。
神戸の大地震と東北の大地震この2つは、大勢の犠牲者の記憶とともに日本人に様々な教訓と反省を促すことになった。
米田家の主聖人は家族が無事だったことが確認できると、被災した神戸のために全力でボランティア活動を始める。
そのせいで家族との関係がないがしろになったのは事実。
後になってから、そのことを激しく悔やむ聖人。
みんなが気になったのは、救助活動がすぐには開催されなかったこと。
防災関係の様々な講習会に出席すると最初に言われることがある。
行政の救済活動は、三日間は全く来ないと思って欲しい。
つまり被害は人を選ばずすべてに及ぶので、準備に時間がかかる。
一般論として、三日間は自前で生き延びるしかない。
当たり前のようでいて、これを受け入れることができないのが現状だろう。
震災時の米田家
この時あちこちで被災された人たちが路頭に迷うことになる。
ボランティアを始めとする救助活動はそれなりに開催されることになったが、何よりも財産を失った人たちへの補償は遅々として進まなかった記憶が強い。
ローンを組んで家を建てた人たちなど、ローンが残ったまま家を失うことに。
二重ローンと言って大勢を苦しめた現実。
この頃から地震保険制度の見直しなど様々な改革が進んだこともあった。
米田家は九州糸島から祖父永吉が心配して迎えに来てくれた。
そして聖人以外の家族は九州に移り住むことになる。
歩と結と親友真紀
物語の中心的なエピソードがこの辺になるだろう。
歩と結の友達としての真紀はかけがえのない存在。
その真紀がこの時の地震で命を落としてしまう
深い傷を負ったのは歩。
そこから誰とも会話をすることなく、食事も全く受け付けなくなってしまう。
物語の革新部分とも言えるエピソードだが、95年当時の様子と2004年の様子が交錯する形で描かれるので、時系列はきちんと整理して理解する必要が。
このときの少女たちの友情が歩を含めた2004年の米田家の起点となるエピソードに。
2004年糸島フェスティバル
フェスティバルの様子もさることながら、物語のエピソードとしては結がギャル活動していたことがばれてしまうことが1番大きな話題になるはず。
このときの父親聖人の反応が物語の1番の見せどころ。
聖人の酔っ払ったときの大演説が記憶に新しい。
彼は娘たちの教育について自分はしくじったと後悔の念をにじませる。
そのことを称して、
米田家の呪い
聖人は誰かが困っていると、助けずにはいられない。
これこそが父親譲りの呪いだと。
結の決断
父親の酔っ払ったときの大演説で結も歩も涙を流す。
理由はともかく、自分たちのことをこんなにも心配してくれて愛してくれる両親。
その両親の無条件の愛に応えなければならないと思ったんだろう。
結はギャル活動を止めると宣言
物語はこれで終わるわけではない。
公開された来週の予告編では結と歩の関わりが詳しく描かれることになる。
そしてこの物語にはまだ謎の部分もあるようだ。
歩が自分は偽物発言。
その辺の回答が明かされるとこの物語はいよいよ全容解明になるんだろうな。
おむすび あぁ…切ない勘違い
今週最後のエピソードを見終わって、なんとも不思議な物語だなと。
言わんとしていることがよく伝わってくるのに、さらにまた謎を深めてしまうような。
物語の冒頭は96年の歩が高校1年生で警察に障害事件で補導されたところからの出発。
事実を克明に表しながらも、裏には謎が隠されている“おむすび”特有の描き方。
今日のエピソードで、あちこちで見せ場を作っていたのは、俳優の北村有起哉。
全身から振り絞るような父親の大演説をぶち上げていた。
娘を思うあまり、一切妥協しない意固地な父親像が克明に表現される。
酔っ払って、グダを巻くシーン
カメラを向いた側のくしゃくしゃの表情から、一筋の涙がこぼれる。
もし俳優のコントロールで、こんな演技ができているとすれば神業に近いとさえ思ったね。
そして、あちこちで印象的な様々な発言が。
記憶に残るのは母親愛子が歩を指して
あんなのは不良とは呼ばない 発言。
なるほど愛子はかつて名古屋でスケバンだったわけで、不良のなんたるかをよく知っていたんだと思う。
そして結と翔也の前に立ちはだかったのはなんと陽太。
幼い頃祖父永吉から結を守るように依頼された内容は10年近く経ってもしっかり機能していた。
困惑する翔也の栃木弁と陽太の博多弁。
描き方で面白いと感じるのは2人の話言葉が全然違っていて噛み合う内容ながら、言葉はまるで噛み合ってない。
さらに歩が父親の大演説に涙を流すシーン。
さらに母親愛子が歩に自分の本当の気持ちをみんなに話すべきだと諭すシーン。
見所満載で、さらに謎が謎を呼ぶ来週の予告編。
ほとんど何もわからないと思いつつ、面白さを提示する“おむすび”はいよいよ謎の解明に乗り出すのでは。
目次
96年 歩が起こした障害事件
このシーンでも聖人の人となりが存分に表現できていたと思う。
はっきり言って聖人は彼自身の独断で勘違いをしていたよね。
金髪に染めたギャル姿の歩を不良と断定していた。
そして障害事件を起こしたことに対して絶対にやってはいけないと。
聖人なりの正義は理由の如何にかかわらず自分から人を傷つけるようなことをしてはいけないという。
それにしても俳優北村有起哉の底知れぬ実力は見ているものを唸らせる。
96年当時も2004年当時も感情を激昂させるシーンが相次いだが15分の物語の中で見事に見せ場を演出するあたり、さすがとしか言いようがない。
米田家打ち上げでの聖人
歩がかつて障害事件を起こしたとき、自分が神戸のことを心配するあまり娘2人にきちんと向き合ってやれなかったことが後悔されて苦しくて仕方がない。
酒を飲んでのシーンだから酔っ払った演技にはなるのだが、父親としての感情を爆発させる表現は、周りにいる俳優たちにも飛び火するような雰囲気だった。
父親の話をこっそり聞いていて涙を流す2004年の歩😭
短い時間の物語ながら俳優たちの自然に見えながらも満感の思いを込めた演技は見ているものを理由なく感動させてしまう。
父親が娘の成長に責任を取ろうとする親心は親だったら誰だって納得しちゃうだろう。
歩ばかりか結まで不良になってしまったと激しく後悔する聖人。
愛子と歩
愛子の母親としての反応は父親とは明らかに違っている。
娘を従わせようとするのではなく、どうすれば娘を理解できるのか?
しかし、問題行動を起こす歩への向き合い方は夫の聖人と言い争いを生じることも。
この場合の夫婦の関係は物語で描かれるような単純素朴なものではない。
本来、赤の他人が意気投合して夫婦になった。
夫婦にしかわからない空気感は明らかに存在する。
夫婦はお互いが全く違う意見を持っていたとしても、相手の立場を尊重し寄り添う姿勢を示すものだと思う。
特に子育てとなればたとえ意見が違ったとしても、子供のためを思えばどれだけ理性的に対応できるかが最大の課題になるだろう。
“ギャル姿は不良だ”と断じた聖人は明らかに偏った感性で自分をいじめている。
夫とは違う意見を持ちつつも歩が娘なことが夫婦を強く結びつけているのかも。
結の反応
結も父親の大演説を困惑しつつ聞いていた。
歩ばかりか結まで不良になってしまった。
聖人の“底なしの勘違い”がなせるワザ。
また物語に横槍を入れる形で陽太の存在が。
陽太は翔也に激しいライバル心を抱いていたようだ。
結は状況が理解できないまま父親聖人の「ギャル=不良」の発言に心を痛めていた。
ハギャレンメンバーを送った帰りにメンバーに告げることになる。
今日でギャルをやめます。
今までありがとうございました。
この発言は、父親に忖度した結果だろうと思うんだよね。
どこまで信用すればいいのか?という疑問が湧き起こったんだけど。
実はネタバレ情報は既に公開されているので、なんとなくストーリー展開は理解できている。
わざわざ先走っていろいろ調べなくても、おむすびはこのまま物語を見続けて普通に鑑賞するのがいいんじゃなかろうかと思う。
おむすび すれ違いそれぞれの覚悟
物語の詳細が少しずつ明らかになる。
今週ずっと描かれてきた阪神淡路大震災のときの歩や結。
95年当時を描く場合は主人公は歩
結はあまりに幼い。
結は翌年の春に小学校1年生になったようだ。
神戸での暮らしに区切りをつけて糸島で暮らすことになった米田家。
2004年と95年を行ったり来たりするストーリー展開だが、ここへ来てやっと物語の詳細がわかるような気にさせてくれる。
地震のときのトラウマは米田家全員が背負うことに。
1番ダメージが大きかったのは間違いなく歩
中学生だった彼女にとって無二の親友を失うことがどれほどの衝撃だっただろうか。
糸島から神戸まで米田家を応援に来た祖父永吉はその場で家族全員が糸島に引っ越すことを提案。
祖父にとっては息子の家族が心配でたまらなかったに違いない。
特に孫の歩や結は可愛くて仕方がなかっただろうに歩の受けた衝撃は大人にとっても深刻。
そんな中、物語は2004年。
聖人は結がギャル達と同じ活動をしていたことが納得できない。
自分には内緒だったと極解。
歩も結も親に逆らう子供に育ててしまったと激しく自責の念に駆られてしまう。
糸島に移ってから歩は少しずつ心を開き、自分の進路についても希望を述べるように。
もちろんそれは母親の愛子を通して。
地元の県立高校に入学したいと。
しかし、入学初日の歩のスタイルは家族みんなの度肝を抜いた。
金髪のギャル姿
自分では気に入っていると全く譲らない。
早速高校から呼び出されてそのままなら退学処分になると通告される。
うろたえる聖人をよそに愛子は歩の心をしっかりと受け止め、別な手段で高校を卒業することを約束させる。
目次
震災後の神戸から糸島へ
おむすびをきちんと理解しようと思ったら、時系列の整理は必須。
震災が95年1月17日。
春休み中には母親愛子と2人の娘が糸島ヘ。
その年の半年ほど経ったあたりで父親聖人が糸島に合流。
この時点で強烈な精神的ダメージを負っていたのは間違いなく歩。
歩に対して1番的を得た対応をしていたのは母親愛子
夫の聖人が無理矢理自分に従わせようとするのを
歩の好きにさせるときっぱり。
ここでの母親の愛情は、他の身内の誰よりも強かったようにも感じた。
愛子の覚悟を1番評価していたのは祖父母。
永吉も佳代も嫁の判断に全幅の信頼を置いていたように見えたね。
この頃、聖人は神戸のことが心配でならなかった。
そして仲間たちが仮設住宅で商店街を再び始めることを聞きつけて、自分も床屋を再開したいと。
その意見に待ったをかけたのは祖父母永吉と佳代。
歩の状態を考えれば、まだもう少しこちらにいるべきだと意見。
愛子も賛成したことで、しばらくは糸島で過ごすことに。
凍りついた心の歩
歩の凍りついた心は簡単に溶ける事は無い。
歩は決して自虐的な行動をとっているわけではなかったが、中学校にもまともに通ってはいなかった様子。
ただ、母親愛子にだけはそれなりに心を開いていたようだ。
そして県立高校への進学を希望
物語の描写として、歩の言葉で何かが語られたわけではない。
歩の発した言葉は、15分の物語の中で2秒もあっただろうか。
完全に心を閉ざしているといった感じ。
今日描かれたエピソードの中では、間違いなく歩が主人公に据えられていたと思う。
彼女の周りで物語がくるくる回るような。
2004年糸島フェスティバルの打ち上げ
2004年当時のエピソードとしては、米田家でのフェスティバル打ち上げの様子がメイン。
永吉とハギャレンメンバーはすっかり打ち解けて仲が良い。
しかし、そんな中聖人は結に厳しく質問
博多の天神で打ち合わせをやっとったと言うのは嘘か?
書道部の集まりやなかったんか?
聖人なりに娘が心配でたまらない。お
結がギャルの格好をすれば歩と同じだと心配を募らせる。
もちろん結は後暗いことなど何もない。
自分では意図しなかったけれどハギャレンメンバーとしてフェスティバルに参加した事は間違いのない事実。
ただ、心配性の聖人を納得させるだけの説明ができない。
結は姉のことが大嫌いだと、物語の初めの方でも語っていたよね。
姉と同じに1くくりうで語られるのは結的には不本意極まりなかっただろう。
歩の覚悟
物語は時系列が少し進む。
震災の翌年歩は地元の高校に進学、結は小学校1年生。
歩は高校に登校する初日、こともあろうに金髪のギャル姿。
早速学校から呼び出されてしまう聖人と愛子。
高校もまるで譲る様子は無い。
このままの格好を続けるなら退学だと最後通告。
歩は聖人の問いかけにも止めない!ときっぱり。
震災前の歩はもっと素直な屈託ない娘のように映ったが、震災後まるで人格が変わったような描かれ方。
彼女のとったスタイルに、どれほどの意味が隠されているのだろうか。
硬くな歩の様子は別な意味で違和感を感じてしまった。
おそらくは何か目的があってのことじゃなかろうかと感じたが答えは明日なのか?
おむすび 思いやりがそれぞれの悲しみを乗り越える時
今週のエピソードのピークが今日描かれる。
米田家を大きく支配していたトラウマの正体は95年の阪神淡路大震災
「おむすび」は2004年の現在から95年を振り返る形で描かれる。
やはり神戸の地震は衝撃的な結果を伴って大勢の人たちが巻き込まれた。
物語を見ると、脚本家や制作スタッフの懇親の思い入れが伝わってくる。
そして5周目にして、やっと登場人物たちのそれぞれの胸の内がどんなふうに絡み合うのかが少しずつ伝わってきたのでは。
95年の地震の記憶は結と歩の姉妹それぞれに大きな傷となって残ることに。
中学生だった歩のトラウマは結とは比較にならないほど深く痛々しく刻み込まれた。
三日間全く食物を受け付けない歩は周りの人たちを心配させる。
結は幼かったこともあってまだそれほどの痛手は負っていないような。
95年の神戸の避難所の様子も詳しく。
物語のエピソードを大きく進める原動力が祖父永吉と祖母佳代。
2人は自分の思いつくままに行動しているように見えて、
物語の中では思いやりと優しさの象徴のような存在。
永吉はやることが傍若無人なこともあって唐突な印象が強いが、それらは全て家族や被災した人たちを思いやる気持ちから出たもの。
受け入れる人にとってはありがたいことこの上なかったのでは。
そして祖母佳代は思いやりと気配りが一体になって凍りついた歩の心にぬくもりを届ける。
物語は、現在の2004年と95年を行き来しつつ歩が10年近く経った今も95年の悲しみをそのまま相続していたような。
目次
95年震災5日後
物語は阪神淡路大震災の5日後との設定だった。
状況はまだまだ惨状が繰り広げられたまま。
あの当時のテレビのニュースや様々な報道を思い返してみる。
ボードに伝言板なるものが盛んに利用されていた。
そういえばこの頃はまだガラケーさえも、世の中には出回っていなかったかも。
この年は私が今住んでいる家を新築した年にあたるので記憶にも新しい。
携帯電話といっても、肩からバックをぶら下げるような巨大なシロモノだった。
連絡をどのようにするか今では考えられないレトロな方法。
物語の中では、メモ用紙を壁にベタベタ貼り付ける方法がとられていた。
ちょうど祖父永吉が神戸の避難所にやってきたときの様子。
今ならスマホでメールでイッパツで済むのにね。
米田家主の義侠心
物語の中で米田家の主がどんな風な人柄なのかがよくわかるエピソード。
おむすびの最初の頃のエピソードで父親聖人は心配性との設定が紹介されていた。
今日の物語を見て感じたのは、誰かのために身を粉にして奉仕する義侠心の塊のような人だと認識。
神戸のために 困っている人のために何かできる事はないか?
役に立てる事は無いのか?
気持ちはあっても、行動に移せる人はごく限られた人たちだけ。
結や歩の父親として頼もしい限り。
妻愛子が彼を夫に選んだのも、その性格ゆえではなかろうか?
もちろんそんなエピソードは物語の中では1かけらも紹介されてはいない。
おむすびはストーリーの設定を視聴者が積極的に想像することで成立している部分が多い。
2004年米田家での打ち上げ
物語の設定では、2004年と95年を行ったり来たり。
賑やかな打ち上げパーティー。
永吉の傍若無人とも言える人集めの方法は、地震で傷ついた人たちにとってとって迷惑なように見えて救いだったかもしれない。
不幸な事態を経験すると、人はなかなか気持ちをリセットできないもの。
悲しみにずっと立ち止まったままでいるのは、その人のためにも決して良くはなくてどんな形にせよ前を向かなければならない。
当然配慮が必要だとは思うが、大勢の人たちの中でどんな方法が的確なのかは会話をしてみなければわからないことだらけではなかろうか。
2004年と95年
95年当時震災の後、歩は親友真紀が亡くなったことを知るとそこで時間が止まってしまう。
人は限界を超えて悲しい体験をすると呪縛に囚われてしまう。
歩のその後の行動は糸島に行ってからも続いたようだ。
物語は95年から2004年まで一気にジャンプする。
今日明らかになったのは歩が実は1番深い心の傷を負っていたこと。
9年たっても傷が癒されている事は全くなかった。
歩の心の傷をもし癒せるとすればどんなことがあるんだろうか?
歩は伝説のカリスマギャルとしてもてはやされた過去がある。
それはおそらく大震災を経験した後からのエピソードになる。
そして歩の様々な発言を思い返してみるとギャルは彼女にとって必ずしも希望した活動ではなかったってこと。
どうやら周りの人たちに勝手に作り上げられたイメージだった可能性が。
今週のエピソードは明日と明後日二日間あるが最終的な落としどころは全く見えてこない。
おむすび 悲劇のあと先
阪神淡路大震災が描かれ始めた頃から、歩と結の親友真紀のことが気になっていた。
今日衝撃の事実が明かされた。
やはり、震災のせいで亡くなっていたね。
95年の地震がどれほど凄まじかったか今更ながら思い出される。
登場人物たちのセリフから当時の状況を垣間見ることが。
そして“おむすび”の制作スタッフたちの心意気が感じられるような物語。
結たちのバーバー米田は床屋さんの1階部分はぺしゃんこに。
2階がのしかかる形。
物語の中でもしっかり描かれていたが、
これは番組制作の大道具担当の渾身の作品だろう。
普通の建物や室内のセットを作るよりも、災害などで瓦礫と化した状況を再現する方が圧倒的に難しいはず。
日本は昔から怪獣映画などで、街が破壊される様子などを作る事はお手のもの。
それにしても、震災後の避難所の様子など当時のことが生々しく伝わってくる。
ライフラインの電気ガス水道がなかなか復旧しなかった。
つまり、まずトイレが使えない
もちろん風呂になど入れるはずもなく。
知らん所に逃げてきた人たちが心配になって自宅に戻ったところ、火事場泥棒のような形で室内が荒らされていた報告もニュースなどで散々見聞き。
トイレが使われたまま流されることもなくそのまま放置で使えなかったとの話も。
結たちが避難していた小学校もトイレ等は使えなかったはず。
生理現象は我慢できるはずもなく、また狭い場所でじっと動かずにいたことでエコノミー症候群で亡くなった方も大勢いたと聞く。
元阪神タイガースの著名なピッチャー村山もそのせいで亡くなったと記憶。
避難所では始末に負えないので、自宅に残っていたマイカーの中で過ごす人も多かったせいだ。
物語は当時の様子が淡々と語り継がれる設定に。
目次
冷たいおにぎりの余波
95年当時結はまだ幼稚園。
この頃の避難所の様子が物語から詳しく見て取れる。
凝った作りだなと思うのは、登場人物同士の会話からではなく、周りで避難している人たちの何気ない会話から避難生活の様子がしっかり見えてくること。
まだトイレは使えないのか?
そんな言葉が。
これは普通にテレビを見ていただけでは見逃してしまう可能性が。
煩わしいが私は字幕をオンにしているので、すべての会話の内容や音声が音楽に至るまで字幕表示される。
ブログにアップしてもよかったが、汚物がそのまま映るのでやめておくことに。
とにかく人が使用できる状態でないことだけは確か。
しかし、生理現象は待ったなしなので素早くしかるべき施設が必要になる。
米田家商店街の惨状
この辺から今日の物語で1番注目しなきゃいけない部分だろう。
物語から見て取れるのは商店街はほぼ壊滅。
しかし、火災にだけはあっていない。
この火災で大勢亡くなったのも事実。
消防車が力を発揮できないなんてのは普通想定外だろうから。
火事は明らかに二次災害には違いないが地震などが起これば当然想定されることとして、準備は必要になるだろう。
この時の地震が日本の防災計画を著しく発展させたことも間違いない。
真紀ちゃんの死
渡辺靴店は建物自体は損壊しなかったが、家の中のタンスなどが全て倒れてしまったとのこと。
倒れたタンスの下敷きになって真紀ちゃんは命を落とす
父親がなんで中学2年の娘なんだ。
俺が代わりだったらよかったのにと。
この2人は無二の親友だった。
事実を知った時から歩は食事を全く受け付けなくなった。
トラウマなんてレベルじゃない、歩にしてみれば自分の中の1部が消えてなくなったのに等しいんだろう。
もちろん結も幼いながら人が死んでしまったことの痛みを充分味わっていた。
姉妹は地震の後遺症が9年経っても全く良くなっていない。
日本はこの時以来、大きな災害で心に傷を負った人たちが大量発生したかもしれない。
生活を元に戻すことを第一に考えなければならないが、亡くなった人たちへの弔いは形だけではなく、気持ちが簡単にはリセットできなかった。
家族が亡くなっている人たちは何の準備もできないまま厳しい現実を突きつけられることに。
真紀ちゃんの父親もこの先どうやって生きていけばいいのか。
緒方直人の演技が娘を失った父親ろやり場のない悲しみをいかんなく表していたと思う。
悲しそうに泣くだけではなく泣いているときの鼻水の垂れ方とか迫真の演技とはそういうことなんだろうと思いっきり納得させられた。
2004年糸島フェスティバルの後
物語の最後で2004年の現在に舞い戻る。
結の語った内容に思わずもらい泣きしてしまう翔也。
彼は涙もろい性格かもしれない。
それだけ感覚が豊かなんだろうな。
悲惨なエピソードが続く物語の中で、唯一安心できる存在が祖父永吉。
彼の天真爛漫さこそが、物語の中の一服の清涼剤。
おむすび 壮絶な記憶
物語の核心部分とも言える阪神淡路大震災
いよいよその時の記憶が結を通して語られることに。
私の世代にはほぼ記憶にも新しい大事件だったと思う。
1995年1月17日の後は2011年の3月11日東北大震災が再び起こることになって、その時の記憶も強烈に残る。
物語は2004年の糸島と95年の神戸が同時進行の形で描かれた。
テレビのニュースでも盛んに情報が公開されていた。
今でも鮮烈な記憶として残るのは一斗缶か何かの焚き火に当たりながら無表情におにぎりをほおばる老人の姿、確かおじいちゃんだったと思うが。
その映像を見たときに「ほんとにこれ日本なのか?」
テレビから伝わる映像ながら、あまりの壮絶さに絶句した記憶が。
あの時は会社勤めで、私は朝家を7時20分に出発していた。
7時からのニュースで詳しく状況を把握していたと思う。
今日描かれたエピソードでは、当時5歳から6歳程度の結が幼いながらも記憶に留めていく様子が描かれていた。
友達との会話で、今日は幼稚園休みかな?
これである程度の年齢確認もできると言うもの。
2004年で16歳なんだから95年ならまだ幼女と言っていい。
ドラマの中には、当時の地震のときの様子が詳しく語られていた。
朝夜明け直前だったので、皆 パジャマにジャンバーを羽織った程度の軽装で避難していた。
2004年の内容では、主に結と四ツ木のやりとり。
さらには姉歩の記憶も語られることになる。
目次
1995年1月17日早朝5時46分
この時の地震は活断層のズレによるもので、マグニチュードは7程度だったと記憶。
震度が同様に7を超えていた。
直下型の地震としては、当時の最大級の規模。
今日描かれたエピソードでは、ドラマのシーンの中で“地震による映像が流れます”とのテロップが。
神戸の地震も東北の地震もそれなりに配慮しなければとても静止できないような映像が多数。
東北の地震の時、真っ黒い津波が田畑を被い尽くしながら先端で家が火事で燃えている。
この映像もテレビで見たが、正直震え上がった記憶が。
一体どんな悪いことをすればこんな目に合うんだろうかと真面目に考えたもの。
神戸の地震と東北の地震と同じような感覚に襲われたことが今でもしっかりと記憶に。
米田家は親たちがまず子供の無事を確認しに2階に駆け上がってきた。
当然のことながらライフラインと呼べるものも寸断されていた。
夜明け前だからまだ外は真っ暗だろう。
家の中とて電気が通っていないんだから、暗闇の中、手探りってことになるんじゃなかろうか?
壊滅した神戸と避難所生活
今日のドラマでは描かれていなかったが、神戸の地震の時は火災があちこちで発生。
思い出すこともはばかられるが、実はこの火事の時に消防車はほとんどたどり着けなかった。
道路が寸断されていた。
そして水道の供給も止まったはず。
消火栓が果たして機能したかどうか。
確か6000人を超える犠牲者が出たと思ったが、相当数の焼死者が出たことも記憶に残る。
テレビの映像でしか見ていないが、落下した高速道路に引っかかるように止まっていたバスの様子も衝撃的。
避難した人たちは、学校とか会館などのようなところに集まったようだ。
まだ、津波のような自然現象が絡んでいなかったことが多少なりとも安心材料だったかもしれない。
東北の時は別次元の大災害だったので。
結と歩の今昔
震災当時の結の反応がいかにも子供風の内容で涙を誘う。
姉歩は地震が起きたとき、とっさに妹結に多いかぶさって守っていたね。
結の記憶では、姉がのしかかっていたので重いと訴えたことぐらい。
歩はまず妹を守らなければととっさにとった行動。
結の記憶は周りの人たちに守られていたことが思い出せる程度ではなかろうか。
歩は周りの状況全てが克明に記憶に残っているだろう。
9年と言う時間は、10才未満の子供とそれ以上の子供では明らかに違ってくる。
壮絶な記憶
この当時米田家が所属する商店街では、アーケードを作るかどうかの議論が行われていた。
そして、反対する人は渡辺靴店の店主1人だけ。
そしてそこの娘真紀ちゃんが今日のエピソードの中では安否確認ができていない。
既にネタバレ情報は公開されているので、真紀ちゃんには深刻な事態が。
2004年レベルのストーリー展開でも歩の記憶の中に震災の時のことがトラウマとなって残っている可能性が強い。
この当時の壮絶な記憶は経験したものならなおさら。
防災関係の様々な情報が世の中に出るようにもなっていたと思う。
ただ、95年レベルなら、まだガラケーもどこまでメジャーな存在だっただろうか。
どうしてもテレビや新聞、ラジオなどの報道に情報の取得を頼らざるを得ない。
考えてみれば、日本は短期間のうちに2度の巨大地震を経験。
しかし、同時期に熊本でも大きな地震があったよね。
さらに、毎年のように襲ってくる台風など。
「おむすび」では、防災に関わる情報も物語の展開に重要な役割を果たすことになる。
おむすび1週間振り返り 糸島フェスティバル
4週目のおむすび
物語の核心部分と思われた結の姉歩がついに本格的に物語に登場。
歩の存在が物語の謎の部分を語り始めて本格的におむすびの全容が明らかになると思われた。
残念ながら期待は見事に外れ。
仲里依紗扮する姉は物語の中の登場人物の1人に過ぎない。
それにしても、わかりにくい物語の展開。
たいていの人が思うことだが、正直つまらない展開
それでも物語の1週間分の展開でどんなことが描かれているのか振り返る事は可能。
1つは米田家の家族構成
結の交友関係
地方が抱える社会的な問題
当時のご時世としてどんな社会的背景が物語を支えてきたのか?
そういったことを織り交ぜながら、16歳の少女の目線で物語が進む。
おむすびはさらに1995年1月17日の阪神淡路大震災が重要な物語の展開起点として位置づけられている。
ただ、あの時の震災の詳しい内容は映像としては未だ出てこない。
震災があったせいで登場人物たちはそれぞれ心にトラウマを抱えることに。
おむすびは九州糸島を舞台にしながら神戸が物語の2つ目の舞台としてどうしても正確な情報をもとに描く必要が。
しかし、この物語に批判的なネットの記事を見ると物語が何の説明もないままわかりにくいとの意見が多い。
興味を引くような内容ならば、まだ見続けられることが可能だが、たわいもないエピソードに終始するばかりでどこでどんなふうに盛り上がるのか全く共感できない。
何よりも16歳の女子高生目線は年寄り的には理解不能。
毎日当時のことを調べながら必死で物語のレクチャーを自ら課す。
そんな状態がいつまで続くんだろうか?
目次
ハギャレンメンバーの活動
歩が帰ってきた事は物語の中では秘密の設定で語られ始める。
しかし、田舎町では一瞬でばれてしまい街の隅々にまた知れ渡ってしまう。
訳ありのような歩。
結もできれば、クラスメートには秘密にしたかったが高校の担任はほとんど拡声器のような存在。
みんなの前で声高らかに伝説のギャル歩の帰還を宣言。
当然のことながら、ハギャレンメンバーは激しく反応。
歩のもとに馳せ参じることになる。
そして思いがけない歩の反応。
ハギャレンなんてダサイ活動は今すぐやめてくれ!と。
さらには迷惑だとも宣言。
意気消沈したメンバーはハギャレンの解散を宣言。
もう活動を続ける意味がなくなったと。
そこで結が激しく反応。
メンバーの活動はすでに姉歩とは関係ない
みんなが楽しく集まって活動するのなら、みんなのものとして再出発すべき。
糸島フェスティバルでパラパラを披露して活動をみんなに告知する。
週初めに描かれた再出発のエピソード。
結と歩の姉妹
映像の設定は1994年10月ごろ。
物語の重要な起点となる阪神淡路大震災のほんの数ヶ月前になる。
この頃歩は中学生で結は8歳年下ということに。
おそらく幼稚園の年長さんぐらいになるだろうか。
セーラームーンにご執心で歩のセーラー服を着てごっこ遊び。
私たちのような年寄り世代では、うっすら記憶に残る程度で特に思い入れのある人はごくわずかだと思われる。
米田家のそれぞれ
今週から用いられた描かれ方は物語の現在地点2004年から10年前にタイムスリップして神戸でのエピソードが詳しく描かれ始めた。
ここでは子供たちの配役は子役を使って、新たな物語として描かれ始める。
このエピソードで特に大切な登場人物が描かれる。
それは結と歩の友達として真紀ちゃんが登場すること。
写真では向かって右端のロングヘアの女の子。
この子は当時神戸で商店街のアーケード設営に反対していた渡辺靴店の娘
この頃のエピソードがかなり詳しく描かれていて、当時神戸の商店街で客足を回復させるためのアーケード計画が持ち上がっていた。
物語の途中で現実に舞い込んできたニュースでは、俳優の西田敏行が亡くなられた。
その時の服装かもしれないし、物語の中で誰か重要な登場人物が亡くなることも想定される。
概ね見当はついているが、本来は悲しみに打ちひしがれたシーンじゃなかろうか?
糸島フェスティバル
自分の身分をひた隠しにして参加したフェスティバルのダンス。
パラパラの練習の様子などが詳しく描かれていた。
昨日のエピソードで15分の放送枠の中で、かなりのスペースを割り振りながらステージが詳しく描かれていた。
結はみんなと一緒に舞台に上がることで、力を合わせて楽しく演じることが自分や仲間たちにとってとても大切だと気がついていく。
みんなが一体となって力を合わせることこそが今週の1番のテーマ。
ただし、物語の最後でちょっとしたドタバタ劇があって内緒のはずの結の存在が糸島中にばれることに。
最後のエピソードで結の知り合い四ツ木に10年前の大震災の時の様子を語り始める結が物語の最後。
阪神淡路大震災が来週の一番の目玉として描かれなければならない。
おむすび それぞれの輝き
今日までで4週間終了したおむすび。
個人的にはよくわからないままどんどん物語が進んだ感じ。
九州博多の糸島が舞台の物語だが、伏線として神戸の阪神淡路大震災がしっかりと組み込まれてある。
主人公結は9年前の地震でトラウマを
当時結の米田家は神戸で床屋さんを営んでいた。
実は断片的にだけ語られていた震災との関わり。
1995年1月17日 ちょうど夜明け頃の朝5時過ぎ。
巨大地震が神戸を襲う。
物語のリアルタイムは2004年なので9年前の出来事ということに。
物語の金曜日の放送は来週の予告編も紹介されるので、本格的な地震の時の様子が語られる感じ。
リアルタイムの物語では糸島フェスティバルでパラパラを披露する結たちハギャレンメンバーの様子。
ステージに上がった直後は、観客の冷めた目線に思わずたじろいでしまう結。
あれだけトレーニングしたダンスも記憶れした状態では本来の実力など発揮できるはずもなく。
しかし、メンバーたちと踊っていくうちに少しずつ調子が出てくる。
観客たちも少しずつパラパラダンスに集中。
子供たちも見よう見まねで踊り始めて、最後は観客全員の手拍子で大成功。
さすがにフェスティバルの優勝には届かなかったが、みんな納得のステージを終えることができた。
そして、その時に訪れたアクシデント。
結の正体がばれてしまう。
まず、祖父永吉が
結たい😳‼️
そこから父親聖人、そして書道部の仲間たち、さらにはライバル校野球部の四ツ木君。
この後どんな波紋が巻き起こるのか、それは来週でなければわからないが全てが終わった後、呆然と海岸に立たたずむ結。
特に短い時間だったが、結が憧れる書道部の風見先輩にはなんと彼女がいることが発覚。
結のぼう然自失に拍車をかける事態に。
目次
本番ステージ
練習と本番が違う事は、経験したものにしてみれば大変な差があることがよくわかる。
半世紀以上も前、吹奏楽のステージに立ったことがある私はそのことを身に染みてよく知っている。
特に楽譜などを見なければいけない場合、ステージは暗くてあまりよく見えなかったりする。
さらには音がいつもの練習の時とは聞こえ方が全然違うので、指揮者がなぜそこでタクトを振っているのかその時に身に染みて理解することになる。
自分がどんなパフォーマンスをしているかしっかりとした指示が欲しい。
ステージで踊りを踊る場合はどうなんだろうか?
観客たちの反応は逐一わかるだろうけど、自分がどれだけのことをできているのか確かめる術は欲しい。
結はステージから見た観客たちの冷ややかな目線に自分を見失いそうになる。
これはステージあるあるというヤツ。
今日描かれたエピソードでは15分の放送枠の半分以上使ったのでは。
散らかった結のパフォーマンス
ステージ上で“間違えた😱”と思った瞬間、大抵我を忘れるだろう。
そこから踏ん張って冷静さを取り戻すのは神業に近いとさえ思う。
結はメンバーたちの楽しそうな顔や、いつも通りのパフォーマンスを見て徐々にペースを取り戻すことになる。
ステージ上で何人かが同じ動きをしている場合は仲間の励ましがあればある程度挽回できるのかもしれない。
これが私の経験した吹奏楽だと楽器の種類にもよるけど、それぞれパートが違っているので1人しかいないパートや2人レベルのパートだと間違いを取り戻すのは至難の業。
だから、みんな唇が擦り切れて血が出るほど練習する
ぶっつけ本番なんて事は基本ありえないので。
結はメンバーたちと同じ動きをしながら、少しずつ観客たちの注意を引くことに成功。
パフォーマンスは大成功に。
みんなが楽しければ自分も楽しい
ちょっと前のエピソードでタマッチが結の踊りには、何かが足りないと指摘していたよね。
その正体が今日すぐ明らかになった。
それは楽しそうにパフォーマンスすること。
どんなことでも楽しんでやらなければ、何かが伝わる事は無い。
一見遊びのように見えることでも厳しい積み重ねが必要だったりするわけで。
パラパラで何を伝えるかと言うと、みんなで活動すれば楽しい。
楽しさこそが訴えるべき一番大きなもの。
結はハギャレンメンバーの楽しそうな様子を見て、初めて自分にも喜びが湧き上がってくる。
全てが終わった後
最後のほんの3分ほどの間に、今日の物語の核心部分が語られていた。
結は風見見先輩に見事に失恋
風見にはれっきとした彼女がいた。
手をつないだ仲の良い様子だと結の入り込む余地は無い。
失恋の痛手と自分の素性がすっかり知れ渡ったことで意気消沈している結。
さすがにこの先のことを考えると、何をどうすればいいのかよくわからないような。
そんな中現れた四ツ木君は結のあんなに楽しそうな顔を初めて見たと話す。
普段は寂しそうだからと語る言葉には結が普段どんなふうに周りに映っているかがよく現れていた。
そして理由を少しずつ話す結の口から9年前の阪神淡路大震災の様子が語られる。
今週のエピソードはここまで。
来週は物語の核心部分がきちんと告げられることになるんだろう。
おむすび いざ本番
4週目の4日目に突入したおむすび。
いよいよ本番が近いことで緊張感も最高潮。
結はハギャレンメンバーとしてパラパラの習得に余念がない。
どうやら振り付けは完璧に覚えたような。
最後にダンスリーダータマッチから
ムスビンは何かが足りない
漠然としながらも、何か不足なものが感じられると指摘。
しかし、その正体はわからないまま。
さらにフェスティバルに参加する祖父永吉はアシスタントの依頼に行き詰まっていた。
歩を説得して何とかやってもらおうとするが、残念ながら空振り。
様々なアタックを繰り返した結果、最後に受けてくれたのはなんとあのひみこさん。
米田家では結の衣装とメイキャップで皆が結束。
見ていて面白いと思ったのは、ノーメイクのタマッチは一瞬誰かと見まがう。
ハギャレンメンバーのそれぞれは、ベースは普通の女の子なんだと改めて納得。
わざわざギャルメイクをして、自分を演出するのは彼女たちなりの自己主張なんだろう。
今では個人が何をしようと、それほど後ろ指刺される時代ではなくなった。
この頃から人それぞれの個性が尊重される時代に入ってきたかもしれない。
いよいよ本番当日を迎えたハギャレンメンバーたちは、フェスティバル会場に集結。
そこでは、大勢の人たちがいてもメイクをした結に気づく人は誰もいない。
父聖人でさえ、しげしげと見つめても気がつかないような。
ギャルメイクは完璧。
そんな中結の姉歩はフェスティバルに興味はなくラーメンをすすっていた。
そこに1つのメールが届く。
今週のエピソードの落としどころは明日描かれることになる。
たわいもないことと思いつつも、細かな裏事情等の設定で物語は思った以上に人を惹きつける魅力が。
永吉のマジックショーの後、いよいよ結たちの出番は近い。
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米田家のパソコンセットアップ
米田家の母愛子はパソコンで家計簿をつけたいそうだ。
さらには日記みたいなブログもやってみたいと言う。
そこで陽太の出番。
結によると陽太はパソコンが得意らしい。
2004年当時なので、携帯電話はまだガラケーだったし、iPad系のものもなかったように記憶する。
インターネットに接続するとなるとやはりパソコンが主流だっただろう。
当時のパソコンで、お馴染みと言えば、WordとExcelだろう。
特にExcelの汎用性はあらゆるものに転用が可能だったと思う。
私は高齢者でほとんど使いこなせないが、数ヶ月ほどパソコン教室で修行させてもらった過去が。
初歩中の初歩だけど、ExcelとWordの3級試験にだけ合格させてもらった。
この頃から学校でも教育にパソコンが使われるようになったかもしれない。
懐かしい思い出ではある。
結に足りないもの
ハギャレンメンバーは、糸島フェスティバルでパラパラを披露することで自分たちの存在意義を主張しようとしていた。
ダンスの練習に余念がないメンバー。
しかし、ダンスのリーダータマッチは結に何かが欠けていることを感じていた。
その正体はわからないまま。
物語を見ていて感じるのは、結は義務とか責任で踊っていたように思う。
この手のダンスでは最初に来るのは楽しさだろう。
結からは楽しさが感じられないんだと思う。
それが足りないものの、正体だと年寄りの視聴者は思う。
本番はいよいよ近いので、すべての準備をきちんと揃える必要が。
物語の中では結に何が足りないのかは明らかにされていなかった。
明日答えは出ると思う。
わからない部分は見ている人たちが想像してくれと言うことだろうか。
それはそれでよしとすべきかな?
準備は万端
足りないものがわからないまま、衣装やメイクの準備に余念がない。
特に結はこの手の準備は初めて。
何をどうやっていいかわからないので、全てメンバー任せになる。
会話の冒頭に“下地は終わっているよね”との話。
素朴な疑問だけど、16歳の高校生ってどの程度化粧するんだろう?
下地とかファンデーションとか大人並みのことをするんだろうか。
年寄り的には全くわからない話。
カツラをかぶって濃い化粧をして、つけ爪をつける。
そして、けばけばの衣装で着飾ればにわか仕込みのギャル完成。
正直、ベースが誰だかわからないってのはあるはず。
大体父親の聖人は目の前の自分の娘に気がつかなかった。
あれだけじっくり見ていても気がつかないものなんだね。
本番は?
いよいよ迎えた本番当日。
物語の中では、結たちのダンスは5番目とあった。
その前に手品を披露していた祖父永吉。
アシスタントを務めていたピーターのひみこもバッチリ決まっていた。
最後に刀を突き刺す脱出マジックがあったけど、あれは脚本通りなのかな?
ひょっとして何かの手違いがあったって事は無いんだろうかね
結はいよいよ自分の本番が始まる前に、姉歩にメールをしたようだ。
歩はフェスティバルにいくつもりはなかったようだが、どうやら観客として参加しそうな雰囲気。
そうでなきゃ物語的にもちょっと面白くないしね。
すべての結末は明日明らかに。
おむすび 思い出のあと先
「おむすび」は神戸でのエピソードを交えて糸島での物語に引き継がれる。
糸島に戻ってきた結の姉歩はぱっと見た目は傍若無人な振る舞いで昔と同じように描かれた。
しかし、昨日から今日にかけてのエピソードでどうやら何か心にわだかまりがあるような。
物語の象徴となるエピソードは、阪神淡路大震災であることが既に明らかに。
エピソードの進み方が遅いので、まどろっこしい感じはあるものの震災以前の神戸の暮らしの様子と、当時の少女たちの様々な気持ちが物語のテーマとして描かれる。
歩はかつてハギャレン時代、ライバルとして対峙していたギャルの勢力があった。
天神乙女会
その代表だった明日香と再開するような流れ。
よくわからないけど、ラーメンの大食い競争でかつての鬱憤を晴らすが如く勝負を。
明日香に勝ちを譲る歩。
2人は敵対勢力と言いながら実際は親友だったという。
そして、博多のこの場所は、なぜか結たちの母親愛子が知る場所でもあった。
そこでさらに昔のエピソードが回想シーンとして現れる。
神戸時代米田家は商店街のアーケード問題で皆が話し合いを。
強硬に反対する輩も1人いて、大人たちは言い争いが絶えない。
この時、結は行方不明とのことで町内会総出で捜索。
みんな仲良くしてほしいとの願いを込めて幼い結は神社でお参りを。
真っ先に見つけたのは歩と真紀の2人。
結の気持ちを考えると、ひょっとしたらと思ったらしい。
1連の流れを既に読んでいた愛子。
娘たちが行き詰まったときにどんな行動を取るか想定済みだったようだ。
歩は愛子に諭されて自宅に戻ることに。
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歩と明日香の本当の関係
歩は当時ハギャレンのトップとして大活躍していたとの設定だったが、実際は違ったようだ。
この2人の会話の中に出てきたけど歩は全くギャルではなかったと述懐。
カリスマとの評判は、様々なグラビアなどの仕事をこなした関係で一人歩きした情報だったようだ。
おそらく、そのせいでカリスマギャルとして尾ひれ葉ひれがついて盛られた話。
ハギャレンなんてダサイからやめてくれと言った歩の発言はなるほどあながち嘘でもなさそう。
天神乙女会の明日香はハギャレンに対抗する形をとりながらも、実際は歩に憧れを抱いていて何とかして同じような境遇になりたいと願っていたようだ。
ラーメン大食いの勝負はある意味、けじめのようなもの。
ドラマの流れでもっと暴力的な2人の関係を想像した人が多かったのでは。
しかし、まるでそんな事はなかった。
めでたいとは思うが、拍子抜けしたのも事実。
佳代おばあちゃんと結
気持ちを全て吐き出した結はぼう然自失。
自分の部屋で明かりもつけずにベッドで横になったまま。
佳代おばあちゃんがおにぎりを作って持ってきてくれる。
腹が減っては戦はできぬ
何か食べれば元気が出るよと。
おむすびは食に関わる様々な物語がテーマになっているらしいので、ここでも伏線回収になっている。
結は歩の言動が許せなかった。
歩に憧れてきたハギャレンメンバーへの無慈悲な言葉を見過ごせなかった。
苦しく辛い思いを抱いてきたのはお姉ちゃんだけじゃない。
私だって辛かった。
そして、最後はお姉ちゃんなんか大っ嫌い💔
言葉は強烈。
歩も結の言葉で再び家を出ることを決意。
お互い、震災のトラウマに囚われたまま。
まだストーリーの先のことで分からないが、神戸時代の真紀ちゃんの震災後がとても気になる。
結と歩の言い争いのときに真紀ちゃんの名前が登場してる。
もしや、命に関わることでもあったのだろうか。
おむすびはストーリーの展開に説明がとても少なく僅かな情報から推察するしかない。
愛子が娘たち2人に思うこと
物語の重要なキーパーソンの愛子。
娘たちへよりそう姿勢はとても共感できる。
夫の聖人とどんなふうに出会ったのかもとても気になる。
これからのエピソードで必ず描かれるものと思われる。
ハギャレンは誰のもの?
結には歩とのやり取りから確かな思いが湧き上がってきた。
歩のハギャレン辞めてしまえ発言に真っ向から対決。
今までのアユ一途なハギャレンではなくこれからはここにいるみんなのためのハギャレンに生まれ変わるべきと宣言。
それを証明するためにフェスティバルでパラパラを披露するのが最も相応しい道。
どうやら新たなハギャレン誕生らしい。
フェスティバルまでの残り少ない日で再び準備を再会。
ダンスもしっかり完成させる必要が。
おむすびのタイトルコールでも橋本環奈のダンスが披露されてる。
元々、アイドルグループで活動してた彼女はダンスでも定評があったと聞く。
このドラマは橋本環奈の可愛いらしさに大きく依存してると思うので大いに活躍してもらおう。
おむすび 米田家の呪い⁉️
16歳の女子高生を主役に持ってきた「おむすび」
正直なところどこに注目していいのかわからない私のような年寄り世代の視聴者も多いのでは。
しかし、今日の物語を見ていると脚本家や制作スタッフたちの心意気が伝わってくるような作りになっていたと思う。
物語は2004年の設定ながら、そのさらに9年ほど前の回想シーンを織り交ぜながら、米田家がどんな流れで現在に至っているのか詳しく語られた。
舞台となったのは神戸。
1994年の神戸は、翌年95年早々に阪神淡路大震災にみまわれる。
物語の中で断片的な登場しかしてこなかったので、確定とは思えないながらこの大震災が重要なポイントになっていることが納得できるだろう。
10年前の中学生の歩と友達の明日香。
そして歩の妹結は幼稚園の年長さんに相当するだろうか。
セーラームーンにときめいていた幼女が後の橋本環奈演じる結その人。
物語は2004年と94年を対比する形で描かれた。
大きな事件が迫っていたので既に過去の事として経験している私たちにとって物語はたわいもない内容と思いつつ、不思議な緊張感が漂う。
神戸の灘区とあった商店街のアーケード計画。
この時のご時世も紹介しつつ、バーバー米田を経営する結たちの両親。
昨日初めて名前が登場してきた真紀ちゃん。
彼女は米田家と同じ商店街で靴屋を営んでいる家の娘。
歩たちの仲の良い友達との設定。
物語で描かれたのは渡辺靴店の店主が頑なにアーケード計画に反対している様子。
米田家の人たちとの交流をやめようとする。
目次
結と歩姉妹
現在進行形のおむすびからは10年前の設定になるので、みんな若いのは当たり前。
物語は4週目にしてやっと設定の全容が明かされるような。
この当時相当流行っていたと思うね。
私のような年寄りでもうっすら記憶に残っているので。
月に代わってお仕置きよ💢
特にこのセリフが記憶に残る。
ちなみに女の子専用だったと思う。
男の子はやっぱり仮面ライダーとか。
テレビでも盛んにやってたのでどんな世代でもうっすら記憶に残ったかもしれない。
1994年 年末神戸
物語の設定は94年の10月神戸とあった。
この頃は長引く不況で、個人経営の商店などはどこも皆苦しんでいたと思う。
記憶に残るのはやはり大手のスーパーの進出になるだろうか。
小さな店は軒並み潰される傾向にあったと思う。
生き残るためには大きな店のテナントとして入るか、独自の売り出し方法を編み出さなければならない。
米田家の所属する商店街はアーケードを作って雨などをしのげるようにすれば人通りを呼び戻せると考えたようだ。
もちろん所属する店から相応の負担が必要になる。
反対する人がいても当然かなと。
そんな中、米田家の聖人は人望があってアーケード設置のための取りまとめ役に抜擢された。
本当はかなり荷の重い仕事。
しかし、よそ者の自分たちを受け入れてくれた商店街のために何とか役に立ちたいと承諾する聖人。
当然、反対する輩も。
歩や結の友達真紀は反対する渡辺靴店の娘。
娘に米田家の人間とは付き合うなとさえ言い放つ。
子供は関係ないだろうと反論する聖人。
しかし、奥さんを失っていた渡辺靴店は硬くなに意見を曲げようとはしない。
やはり自らお金を持ち出すとなるとただでさえ苦しい経営をしている店にとっては厳しい判断になるだろう。
当時の個人経営の店の状況はこんな感じで苦労していたんだろう。
バーバー米田と渡辺靴店
物語の中では、米田家が博多出身の夫と名古屋出身の妻との設定に。
そういえば物語が始まってからだけど、結の母愛子は名古屋のスケバンだったとの話があったと思う。
こちらの夫婦は神戸で知り合ったんだろう。
よそ者の2人が商店街に快く受け入れてもらえたことで聖人は恩義を感じていたようだ。
物語の中でも“恩返し”と語っていた。
愛子はどちらかと言えば安請け合いするなと。
心配性の聖人だが、自分が納得できた事は猪突猛進で突き進むような。
物語は細部までじっくり見ていくと絶妙に辻褄は合っている。
また、物語では、今日から新しい登場人物も加わることになる。
物語に登場した渡辺孝雄が問題の人物になる。
見ていて感じたのは緒方直人がずいぶん老けたなぁってことかな?
俳優としては父親譲りの演技力が光っている。
ずいぶん前になるが、大河ドラマで織田信長をやっていた。
あの時の演技も記憶に残る。
「おむすび」では神戸の商店街のアーケード設置で意固地に反対をしていた。
彼の娘真紀は翌年の阪神淡路大震災で、どんなふうになってしまうんだろうか。
みんな同じように被災するはずなので安否が今から気になるところ。
そして、この辺のエピソードが結を始めとする米田家のトラウマの原点になるだろう。
94年から95年にかけて
この頃、私も会社勤めだったので景気はすこぶる悪かったと記憶する。
とにかく何をやっても品物は売れなかった。
そして生産工場だったので生産しなければ工場の実績が成立しない。
不用意な在庫生産は置き場所が困ることになる。
あの当時のやり切れない気持ちが蘇ってくるので正直思い出したくはないね。
おむすびは今週2日目なので、どんな落としどころが用意されているのか見続けるしかない。
おむすび 様変わり?米田家
「おむすび」は今日から4週目。
満を持して、結の姉歩が今日から本格的に登場する。
演じている仲里依紗は演技力で定評がある女優ともっぱらの噂。
楽しみに見始めた物語だが、どうやら物語の設定がまた複雑に入り組んでいくような様子。
ブログをアップする関係上、私は様々なSNS投稿等可能な限りチェックを入れている。
その中で特に目立つのが“おむすび反省委員会”
これは数年前にあった朝ドラ「ちむどんどん」の時と同じ。
ちむどんどんは当時、最低の視聴率と物語に対する様々な批判が殺到していた。
今回の「おむすびも」同様の現象が起きていると強く感じる。
さて、周りの評判はともかく、私自身の個人的な感想。
結の演技に対する歩の反応は脚本のせいだろうか今ひとつ噛み合わない。
結論をあえて言えば、つまらないと言うのが正直なところ。
大きな理由としてエピソードの展開にテキパキ感が感じられない。
モタモタしていてそれでいて説明がまるで不十分。
脚本家を批判したくはないが、このままではちむむどんどんの二の舞になるのでは。
さて、ストーリーの展開に戻ろう。
家に帰ってきた歩はかつてとは違って様変わりしていた。
どうやらギャルとは無縁な生き方を選んでいるような。
糸島のような田舎では、彼女のような有名人が帰ってくるとあっという間に噂話で事実が広まってしまう。
ハギャレンメンバーは歩の前に現れて挨拶。
そっけない返事を返す歩。
その様子に激怒する結。
感情の動きは理解できるが、理由付けがいまひとつぴんとこない。
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様変わりしていた姉歩
かつての歩の姿はギャルそのものだった事は写真などからなんとなく推察。
今日登場した彼女は普通に黒髪でごく平凡な服装だったような気がする。
もちろん事前連絡など何もなく突然帰ってきた設定。
物語を見ていてわかったのは、どうやら歩は家族の中ではわがまま放題な振る舞いをしていたようだ。
片鱗が物語の中でも紹介されていた。
父親聖人の呼んでいた新聞をいきなり取り上げたり祖父永吉が見ていたテレビのチャンネルを勝手に変えたり。
ここからは推察するしかないが、歩は姿形が若干変化しただけで中身は同じようなものだと。
さらに物語の設定では歩は糸島では、かなりの有名人らしく街をちょっと歩いただけですぐに身分がばれてしまう。
そりゃあ、かつての武勇伝が町中にしっかり知れ渡っていたんだろうね。
何の説明もないので、歩がなぜ過去の自分の存在をリセットしたがっているのか?
物語を見ていても、ちょっとぴんとこないシーンではあった。
米田家のオドオドぶり
歩に対してみんなオドオドしてるよね。
なんとなく腫れ物に触るような。
特に聖人の反応は全く父親らしからぬもの。
過去にどんないきさつがあったのかはわからないが、なんとなくあまり関わりを持ちたがらないような匂いがプンプン。
それにしても、歩に対して親としてきちんと対応できていたのは母親の愛子。
結にも傍若無人に命令する歩のためにアイススムージーを作ってやろうとしていた。
母親ならではだろう。
ここのやりとりのシーンで面白かったのは祖父永吉の勝手な想像のシーン。
松平健が例によってでたらめな想像のもとに好き勝手なストーリーを作り上げていた。
おばあちゃんがたしなめていたけどね。
ハギャレンメンバーと歩
ハギャレンメンバーは憧れのかつての総長が目の前にいることでみんな舞い上がっている。
しどろもどろの挨拶も彼女たちの気持ちがよく現れていたような。
物語の展開はここからかなり暴力的に描かれる。
歩はハギャレンメンバーに対して、
ダサイからそんな活動はやめろと罵倒。
この描き方だと説明が明らかに不足。
ハギャレンメンバーもあまりに心ない歩の反応にぼう然自失。
物語は何の説明もなくエピソードが展開するので、そこは見ている者が想像で補えということだろうか。
これは明らかに展開そのものに落ち度がある思われても仕方がないのでは?
意気消沈するハギャレンメンバーがあまりに気の毒。
歩のことを大嫌いだと言い放った結。
このシーンでは、ひたすらメンバーの喪失感が中心に描かれた。
結と歩の衝突
物語の最後は結が歩の非礼に対して感情を爆発させるシーン。
そういえば、結本人も歩から辛辣なダメ出しをされていたね。
結は苦しい経験は誰も皆同じはずだと。
歩だけが苦しんでいたわけではない!
おそらく阪神淡路大震災の時の経験を言ってるんだろうと思う。
今日初めて見知らぬ名前も出てきていたね。
真紀ちゃん
この子が誰なのかは今のところ不明。
それなりに苦しい経験があったんだろうと思うけど、想像力を見ているものに押し付ける脚本は年寄り的にはちょっとなぁ。
始まったばかりなので今週1週間見続けるしかないと思うね。
おむすび1週間振り返り ギャルの掟を守るのは?
おむすびは3週間が終了したことになる。
16歳の高校生結が主人公であることには違いないが、描かれる物語のテーマが2004年ごろの高校生を中心とした様々な生活など世代的にはわからない部分が多いかも。
米田家の2人兄弟の妹結は姉歩のことがトラウマとなって、何事にも一方踏み出すことができないでいるような。
歩は今からおよそ10年前、天神界隈では伝説のカリスマギャルとして名を馳せていた。
米田家では歩の姿形や行動に激しくダメ出しをする父親聖人と娘を受け入れようとする母親愛子との間で諍いが絶えないような。
両親のやりとりを見るにつけ、姉歩のことが大嫌いになっていった結。
その付録として姉が当時凝り固まっていたギャル活動も同じように大嫌いに。
特に歩は当時のギャル仲間に担ぎ出されて、博多ギャル連合のトップに。
カリスマギャルとして、同世代の同じような女の子たちから心酔されていた歩は彼女のいなくなった後も、伝統は細々と受け継がれていたような。
今は結も含めて5人のメンバーしかいない。
もうじき催される糸島フェスティバルの出し物としてパラパラを披露することに。
結はハギャレンメンバーの一員としてパラパラの練習に余念がない。
しかし、姉歩とは違ってダンスの習得は困難を極めた。
今週はパラパラの練習にまつわるエピソードが中心に描かれた。
同世代の別の女の子グループによる恐喝事件や、警察の申し入れでパラパラの練習場がなくなってしまったことなど、そのことがきっかけで結の米田家が急遽練習場として提供されることなど盛りだくさんな内容。
さて、練習が順調に進んでいた最中姉歩が突然帰ってくることに。
伝説のカリスマギャル歩が初めて物語に登場してくる。
目次
防災士厳選の防災グッズ39点セット【ディフェンドフューチャー】
内緒で始めるパラパラ
姉歩の事件があってから結は歩だけでなく、ギャルそのものも嫌いになっていった。
さらには家の中が荒れていたこともあって、何事も平穏無事に暮らせることが1番の幸せだと考えるように。
物語の中では、ハギャレンに所属することで波風立てることを極端に恐れた結は活動そのものを内緒にバレないように画策。
特に父親聖人には絶対秘密が必要だと思われた。
しかし、結の母愛子と祖母佳代は結がどんな形ででも友達と仲良くしてくれることが嬉しくて仕方がない。
米田家の女性陣は結の良き味方となってくれた。
結は人は見かけだけでは判断できないときちんと学ぶようになる。
今まで一方的に大嫌いを通していた姉歩がどうしてギャルになっていったのかも、少しずつ思いを巡らせるように。
そんな中、母親愛子は娘歩が不良だと思った事は1度もないと明言。
結も自分自身が思い込んでいることについて再び考えてみることに。
父親聖人は心配性
聖人は長女歩がギャルになってしまった事は自分のせいだと思い込んでいた。
心配性の父親は何事につけて、常識的な行動や考え方が正しいと信じて疑わない。
自由奔放で気ままな歩は見ていて心配で仕方がない。
娘がそんなふうに育ってしまったのは、自分のせいだと自責の念に駆られている。
今回内緒でギャル活動を始めた結が歩のようにならないように、様々な手を回して見張ろうとする。
その良い例が門限の7時。
決して遅れないようにと厳しいお達しだが、ハギャレンメンバーと一緒に過ごすと、どうしても時間はギリギリに。
ある時、時間を忘れて、完全に門限破りが確定しそうになった時、助け舟を出してくれたのが、幼なじみの陽太。
こともあろうに、自分と結が付き合っていると大ウソを。
さすがに大博打だったけど、強烈なインパクトで見事に聖人の目線をそらすことに成功。
結には書道部の先輩風見とライバル校の野球部、ピッチャー四つ木という2人との恋バナが。
そのことを踏まえた上で陽太が一途に結にホの字。
それぞれの関係を見ると、かなりこんがらかっていてややこしい。
結の恋バナ
16歳の高校生が主人公の物語なので、恋バナは重要な話題になるはず。
野球部ピッチャーの四つ木や柔道部の風見、さらには幼なじみの陽太と相手は多数。
物語の中での結が淡い恋心を抱いているのは書道部の先輩風見になるだろう。
この先物語が展開していく中で、この中から将来のお相手になる人が出てくるのかどうかは今のところ不明。
年頃の若者らしく、恋バナがあって当然だと。
人は見かけに寄らぬもの
天神では、最近女性による恐喝事件が多発していた。
事情聴取を受けたハギャレンメンバー。
ハギャレンメンバーは結が思っている通り、人に迷惑をかけるような行為は絶対にしない。
姿形はともかく、結が所属するメンバーには厳格な掟が。
ギャルの掟とは言わずに、普通の人全般に通じるポリシーではなかろうか。
それゆえ結も納得した上でグループの活動に参加している。
さて、突然帰ってきた姉歩が来週からは本格的に登場することになりそう。
物語がどんなふうに波瀾万丈を演出するのか今から見物。
おむすび ダサいことはやらない掟
3週間が終わったおむすび。
年寄り的にはよくわからないまま過ぎてきたって感じ。
そういえばこの年はアテネオリンピックがあって盛り上がった年だと記憶。
アテネの前が確かシドニーオリンピックだったよな。
どうやら物語は、この時代の若者たちの様々な活動の様子が詳しく語られるような流れ。
結の家族それぞれが、どんなふうに暮らして何を感じていたのか結の気持ちを通じて語られることになる。
なんといっても姉歩の事件が1番の出来事だったかもしれない。
歩のことを不良だと断じていた父聖人。
結は父親のそんな様子を幼いながらそのまま信じ込んでいたようだ。
何よりもこの時点で米田家はずいぶん荒れていたような描かれ方。
しかし、今日語られたエピソードの中で母親愛子の歩に対する感じ方は他の者たちとは全く異なっていた。
私は歩が不良になったと思った事はないよ
母親は2人の娘を分け隔てなく育てていたことがよくわかる。
3週間目の最終となった今日のエピソードではハギャレンメンバーと恐喝事件を起こしていた3人の少女たちとのやりとりも描かれることになる。
結はハギャレンメンバーと付き合ってから少しずつ偏見が解消されてきたような。
結は16歳の少女ながら言うべき事はきちんと言う生一本な性格。
勇気を振って仲間たちをかばうため、恐喝女子たちに立ち向かう様子が今日の1番の見所だろうか?
さらには3週間待たされ続けてきた姉歩が最後の数秒間だけに登場。
目次
四ツ木翔太の夢
物語の冒頭で描かれていたのは自転車で海沿いを走っている結を待ち伏せするかのような翔也。
昨日母親を助けてもらったお礼に再びイチゴを。
その時、1冊のノートが落ちてしまう。
そこには翔也が将来、大リーガーを目指すための様々なステップアップの様子が記されていたね。
多分これは最近の話題では、何年か前 大谷翔平のエピソードが紹介されていた。
彼は野球選手としてのステップアップの様子をグラフのようなものにしていたと思った。
それを真似しているなと感じたのは、私だけじゃないと思う。
大谷君は根っからの野球人。
結婚したばかりだけど、全ては野球のためのもの。
物語に登場する四ツ木君はこの辺がモデルなんだろうと理解しているけど。
設定が栃木のいちご農家ってところがユニークだよね。
米田聖人の結へのメッセージ
父親聖人はやはり神戸での暮らしが懐かしいようだ。
そして神戸でやっていた床屋さんを再び再開したい。
彼は糸島を愛する気持ちはもちろんだが神戸での暮らしを夢見ている。
そして結に尋ねていた。
もし神戸に戻る時は一緒に来るか?
戸惑う結。
突然聞かれてもすぐに返答できないところが質問の奥深さがなせるゆえ。
ここで母親が2人の娘をどう思っているかが詳しく語られていた。
父親が長女の姿を見て激しく罵倒していたよね。
それに対して母親は娘がいいと思ってやっているんだから放っておきなさいと。
母親は娘歩が自分で決断してやっている行動について何とか受け入れようとしていた。
父親はその逆。
自分の感覚で世の中の常識から外れた事は絶対にいかんと。
この頃から何が常識で何が非常識なのかは曖昧になりつつあったと思う。
個性が尊重されるとか言い始めたのもこの頃ではなかっただろうか。
学校では学級崩壊などが社会問題化しつつあった頃。
世の中は、子供たちに対する非難や先生たちをなじる声で溢れ返っていたようにも思う。
高校生ぐらいの男子生徒だと体力的には先生を上回る場合だってあるはず。
暴力に訴えられたらひ弱な先生など相手にならない。
子供たちもそのことをよくわかっていて、すごめば勝てると思った見当違いの考えを持った輩もいっぱいいたような。
ハギャレンメンバーと恐喝グループ
ハギャレンメンバーは蓋を開けてみると、彼女たちはきちんと挨拶ができ、さらに食事などきちんと残さず食べることができる。
姿かたちは奇抜だが中身はごく普通の健やかな少女たち。
彼女たちが健全な女の子であることを瞬時に見抜いていたのは、米田家の愛子と佳代。
さすが女性陣は話が早い。
メンバーは、カリスマギャル結の姉歩を神様のように慕っていた。
この色紙にも激しく反応していたね。
何よりも、メンバーが天神で恐喝グループと対峙したときの結の勇気に感服していたこと。
本当は怖くて仕方がないんだけれど言うべきこと、過ちはしっかり正さなければ気が済まない。
結が他のメンバーから信頼を勝ち取った大切なシーンになったかも。
歩の帰還
聞き覚えのある声で思わず玄関に出てみたところが突然歩が帰ってきた。
ほんのわずかな時間なので、何がどうなっているかは来週でなければわからない。
ここまで車でずいぶん気を持たせる物語だったね。
さて、来週の予告編も公開されている。
どうやら歩の現状報告などもされるような。
おむすび ハギャレンのピンチ
“おむすび”は物語を理解するのに年寄り的には結構苦労してる。
しかし3週間がもうじき終わろうとしている今日、主人公の人となりとかがようやくわかりやすくなってきた。
さらに主人公結の家族についても、新しい情報なども提供されて物語の奥行きが広まりつつある。
さらにこの物語のメインのテーマと思われる 「人を見かけで判断してはいけない」
なんとなく物語そのものの全体像も理解できてきたような。
今日は昨日描かれた通り、ハギャレンメンバーがいつもの場所にたむろしていたところ、警察から事情聴取を受けることになったところから。
近所で、君たちと同年代の女の子による恐喝事件が発生している。
知っている情報を教えて欲しい。
なるほど、警察署のメンバーは結たちの知り合いの警察官もいて、犯人と疑われているような事は無いけど、行動についてそれなりに制限をかけられる。
土日この界隈に集まることを自粛してほしい。
ハギャレンメンバーにとってパラパラの練習の場がなくなるのはチト厳しい。
物語はここから一気に進むことになる。
パラパラの練習場として急遽提供されたのはまさに結の自宅。
それは他ならぬ結の母愛子とおばあちゃん佳代の口添えによるもの。
米田家の女性陣は結の活動には理解が深い。
予告編に出ていた仏間はまさに結の自宅の応接間。
そして、練習後に振る舞われた米田家の野菜。
大絶賛する少女たち。
さらに結の姉歩の部屋も訪問することに。
感動で舞い上がってしまうハギャレンメンバー。
そんな中、父親聖人は糸島フェスティバルの打ち合わせに出席していた。
私的にはここでの話が1番興味深く拝見。
さて、いよいよ物語は全体像がはっきりわかるレベルにまで進行。
目次
ハギャレンピンチ
昨日私が想像したいわゆるカツアゲだろうね。
要するに中年男性を狙った恐喝事件ってこのことだと思う。
女の子たちだけで反抗に及ぶのはかなり大胆だよね。
普通はコワいお兄さんが後ろについていたりするんだけど。
経験したことのない私にはちょっと語りにくい話題。
ここのゲームセンターでよくたむろしていて、その後は近くの公園でパラパラの練習。
どうやらそれらの両方ともが自粛するようにとのお達し。
どんなパフォーマンスでも練習なしで披露するのはよほどのプロだってやらないと思う。
披露するその日まで綿密に訓練を重ねる必要があるのは誰もが納得できる事実。
当初はカラオケボックスを練習場に想定したけど、大きい場所だとお金が大変らしく無料の場所を探していた。
ギャルたちに、理解を示してくれたのは
ムスビンママとムスビンおばあちゃん。
ムスビンママ愛子の過去
ハギャレンメンバーが帰った後愛子と佳代の会話。
愛子はかつて名古屋の有名なスケバンだったようだ。
世代的には20年くらい前の話になるんじゃなかろうか?
愛子の若い頃とちょうど被るんだろうと思う。
糸島フェスティバル実行委員会
糸島フェスティバル、実行委員会の集まりに気まずいまま出席した聖人。
私的にはここのストーリーの方がよほど納得できる。
地元の産業を何とかして世の中に広めたいスタッフたちの気持ちがよく伝わってくる。
会社勤めでは無いわけで、みんなそれぞれ自分の家で何がしかの家業を営んでいる。
漁業然り、農業然り、畜産狩り。
どの産業もそれなりに政治的な後押しはあるが、やはり自分たちの努力が1番ものを言うのではなかろうか。
みんなが手を携えて、何とかして地元を盛り上げようとする。
聖人は会合には出たものの、居心地が悪いと帰ってから述懐。
心配性と言うのが聖人のキャラクター。
父親永吉には強固な反発心に満ちている。
恋バナその2
物語に最初から登場してきたのが結のライバル高校の野球部の1年生ピッチャー。
四つ木君。
彼は1年生ながらかなり有望な野球部のピッチャーらしい。
彼にライバルとして物語に登場するのが、幼なじみの陽太。
ちなみに調べてみたところ、四つ木君の母親を演じている酒井若菜は44歳とあった。
おそらくムスビンママを演じる麻生久美子も同年代(調べてみたら46歳とのこと)
物語前編を通して、私が1番好ましく感じたのはセリフで用いられる方言。
酒井若菜の千葉県から茨城県にかけての言葉遣いは、かつて私が千葉県に住んだことがあるせいで耳に馴染みがある。
セリフ回しはとても大切で標準語だとほとんどの場合つまらなくなってしまう。
やはり出身地の方言なりを使うと、一気に臨場感が増す。
この物語は、博多弁と千葉県あたりの言葉が絶妙に入り混じるところが私の中では、最も好感度が高いのかも。
何とか物語の最後まで私のモチベーションを途切れさせないようなストーリー展開を望んで止まない。